眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

クビ

 息子の中学受験撤退撤回宣言から約10日。昨日、クビを言い渡しました。入塾から8か月、ひとまず幕を下ろします。

 昨日、塾の算数の宿題をやっていたときのこと。比の問題がわからない、というので姉に助言を求めていたいましたが、姉もお手上げの様子。「私も中間テストの発表、来週月曜なんよ」といわれたら、私も代打に立たないわけにはいきません。そこで息子のノートを見てみると…。

 復帰宣言のときに、「成績云々の前に、先生に言われたことはやれ!!」ときつく申し付けておいたつもりだが、宿題のノートに途中の式がない。それは、入塾以来、毎回のように先生にいわれていたことなのだが、算数についてはそこから始めるように言っておいた。が、前のとおり、解答だけのノート。「やっぱり懲りてないわ」。いつから戻ったのかとページをめくってみると、前回の宿題の終わりに「こんな宿題はありえない。きちんとやるように」と、コメントがありました。見れば、今困っているはずの比の問題の第1章、回答のみ記載、答え全部○。まさにありえません。

 ためしに国語のノートを見てみる。前回提出分、「授業中は文房具をいじらずに、集中して聴くように」。

 理科は、20問ぐらいの問題の○付けを大きな花丸ですまして、「これはだめ。丁寧にやりましょう」。

 3教科中全部に

「まじめにやりなさい」というコメントが入っていた。これが、撤回宣言した子供のやることか?

初めて名簿に載って慢心気味になったのかもしれないが、さすがにこれは許せんかった。

 クビ宣言。そして、ニンテンドーDSを叩き割った。ゲームがなくなった悲しみか、クビになったことへの航海かは知らんが、さめざめと息子は泣いた。

 こっちも泣きたいぐらいだ。