眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

副作用

 娘、中3から編成された超カシコ組に入って2か月が過ぎた。学年上位50人弱を集めた精鋭ぞろいなので、中間テストのクラス平均点もぐんと上がったし、今後発表される見かけ上のクラス順位もほとんどの子が下がると思われる。これに刺激を受けて、互いに切磋琢磨することで全体としてレベルをあげていくのが一つの狙いであろうということは、先日も書いた。

 

 娘の最近の言動の端々から、驕りというか、思い上がりというか、少々天狗になっているような雰囲気がうかがえる。確かにねえ、県下一の進学校だし、そこのトップクラスではある。ガッコでよく言われる「東大、京大、医学部」には70人ぐらいが進学するから、上位50人といえば、整理券ぐらいはもらったようなもんかもしれん。「うちのクラスから〇〇大なんて…」とか「△組なんて、あほばっかりらしい」とか、無意識に鼻につく物言いをする。おそらく、クラスの会話の中でもそんなことが頻繁に飛び交ってるんだろう。超カシコ組の副作用でもあろうな。

 

 ただね、例えば、灘なんて東大理3と京大医学部の現役合格者数が娘のガッコの医学部現浪合格実績と同数。東大寺でも、京大1校の合格者数が、娘のガッコの「東大、京大、医学部」の合計と大差ない。東京あたりだと、「東大なんて…」と海外の大学を目指す動きもあると聞く。

 

 「中2病」という言葉があるぐらい生意気盛りの年代ではある。自分が偉いと思っても仕方ない世代かもしれん。ただ、上には上がいるし、校内だけに目を向けてても仕方ない。そのことを早く分かった人が、高3あたりでガッコの超カシコ組すら見下ろすポジションに立てるんではないかな? 

 

 ま、娘の場合、まだまだ校内にも上がいますしねえ、奢ってる場合ではないとも思うが…。いま必要なのは、謙虚さ。ちょっと、鼻をへし折っときましょうか