眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

体育祭

 県内二番手校、B校の体育祭が父兄の人気なんだとか。在校生の親はもちろんだが、これを見て、志望校をここにした子も結構いるらしく、毎年、受験生とその親も結構見に行ったりするらしい。

 

 間もなくその日がくるらしい。在籍している小学校の運動会ですらろくにみたことのない私にとって、自分の子供も出ないし、行けるかどうかも分からん学校の体育祭見に行く気には、どう考えてもならない。体育祭したいがためにこの学校に入りたいと思う子供がいるのも、少々信じがたいのだが…。

 昔、学校によく出入りしていたことがあって、娘が通う学校でも、ここの学校でも、見慣れない男が構内を歩いていても、生徒が「こんにちは」とあいさつしてくれることはよくあった。が、公立高校で歩いていても、生徒はもちろん教職員でも知らんぷり。露骨に「なんやこのおっさん」みたいな視線を感じることがあった。しつけの行き届きというところか。

 

 そういう風にしつけられた生徒たちの体育祭、見世物としても完成度が高いのかもしれませんな。今はまだ幼い感じの子供たちが、来年はたくましく走り回っている姿を想像すれば、それに自らの青春の思い出とだぶらせると、なにかグッとくるものがあるのやもしれません。私達の時代の公立中高の場合、親が体育祭見に来るって、考えられなかったけど…。

 話が変わって、受験の時に話。例えば、東京の大学を受けに行くとする。私立の親は、いっしょに東京に行く人が多いらしい。一方、公立の子は、ひとり新幹線に乗って受験してくるらしい。まあ、合格すれば4年間は一人東京で暮らさねばならないのだから、後者の方が理にかなっているとは思うが…。

 子供の成長にとって、どちらの方がいいのかなあ。