眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

赤本

赤本。中学や高校入試の過去問題集も赤本と呼ぶだろうが、元祖は教学社の大学のヤツだろう。私の受験の頃からあった。

 昨日、娘が問題集買うのについて行ったら、そろそろ今年の冬に行われた入試問題も入った2016年版が並んでいた。
ま、出始めということなのか、本当の片隅だけだったが、東大、京大、関関同立あたりはあったように思う。 
 そういえば、浪人の時の夏休み前までに早慶関関同立産近甲龍の文系学部全巻の赤本を全巻揃えたっていう猛者の話を聞いたなあ。もう20年以上前の話。結局、3月その下の摂神追桃もスルーしたというオチもつくのだが…。バブルがはじけてまもない頃、予備校最盛期、金もまだまだあったんでしょうな。
  いや、その赤本。東大や同志社は2016年版なんだが、地元駅弁国立大のは2015年版。その上に「◯大赤本は10月末頃発売予定」の張り紙がある。
 少子化の影響か、ネット社会の進行か、大学ブランド信仰の高まりか、原因は色々あるだろうが、とにかく赤本事情は大きく変わっている様子。しかし、11月頃に赤本やり始めて、受験に間に合うんやろか?合わんとしたら、また売れ残るし、やがては、旧帝大と有名私学くらいしか発行されなくなるのかもしれませんな。
 
marchという言葉が生まれたのは私らの世代。当時、charmとも聞いたが、後者はすたれたな。数年後、赤本が出る大学が一流大学の証として「赤本大学」なんて言葉ができてたりするかもしれませんな。