眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

千羽鶴

  去年、正月から父が入院してバタバタしたので、 毎年、仕事のクルマのキーに付けている御守りを変えなかった。春日大社で厄払いをしたあと毎年送られてきた誕生守が一昨年で期限がキレたのか来なかった。そしたら…。


    高速道路でスリップして大事故。車は廃車、現場にいた警察や道路公団の人、レッカー屋さんまで、生きてるのが奇跡といわれる。全くの無傷、いやちょっとガラスの破片で顔に引っ掻き傷ができただけで済んだのが幸いだったが…。ま、御守りが全てではないが、やはりそう思ってしまう。昔から神様は信じるタイプだが、いっそう気にするようになった。

   娘の受験の年の秋、子供たちが数年ほりっぱなしにしていた千羽鶴用の折り紙が目についた。ついつい、「よし、娘の合格を祈願して千羽鶴を折ろう」と言ってしまった。はじめは子供たちも折ってたが、100にいくかいかないかで飽きた。結局、私が900羽くらい折って千羽鶴にした。

  さて、息子も受験。三月ほど前、「いる?」と聞いたら、いる!といいやがった。娘も折りたいというし、先の御守りの件もある。上の子にして下の子にしないわけにはいかない。時期的に間に合うかどうか微妙だが、折り紙を買ってきて折りだした。が、娘、10羽くらいで飽きた。以降、また950羽くらい折って、ようやく昨日完成した。

  北野天満宮参拝、千羽鶴付きの合格祈願、志望校に進んだ姉と同じ轍は踏んだ。後は、結果が同じとなるだけだが…。