眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

卒業式

 普通に中学校に進むと、学校で一番年上の子は2つ上の3年生。中高一貫校に進むと、それが5つ上の高3(娘たちは中6と呼ぶが…)になる。これがいいんだ、っていう話を聞いたことがある。

 中3ぐらいだと、そろそろ反抗期も収まってくるんかもしれんが、まだまだ生意気盛り。それが、学校内で一番エライってされてるから、道を間違える子もいるんだとか。中高一貫校の場合、一番エライのは高3生。反抗期云々はとうの昔、中一から見れば、体も素行もほぼ大人に見えたりするんだろうな。しらずしらずのうちに、その高3の姿を見ているから、数年後の自分の立ち位置が見えてくる。だから、道も外れにくいという。

 娘のガッコ、間もなく卒業式。センター試験も終わって、大体の受験校も決まったから、ガッコには用ないっていえばそうなのかも。もっとも、卒業してもガッコにきて、自習してもよいらしいが…。入試が終わるまで、おめでたくないって感じなら、試験に影響のすくない今の時期にさっさとやっちゃえ、みたいな感じなんかな? いずれにしても、この先輩方の背中をうちの娘も見てきたはず。そして、娘も間もなく一段階段を上がることにもなる。そういう意味では、娘には、しっかり送ってやって、と思う。

 このガッコの子たち、厳しい中学受験をクリアしたと思ったら、入学直後から大学、大学といわれ続けたてきた。いわば、小学○年生から続けてきた勉強の一つの集大成の時期を迎える。中には、どうしても医学部に行かなくてはならない使命をしょってる子なんかもしたりして、そりゃ、必死なんだろうな、と想像する。中学受験と違って、土俵は全国。不安も多かろう。確かにこういう姿、地元の公立では見られないわな。

 娘に聞いてみた。

「やっぱ、中6の子って今頃必死になってる?」

娘「しらん」

私「しらんって、電車とかでもひときわ必死に本見てたりしてない?」

娘「だって、だれが中6なんかわからんし、そんなにじろじろ見ない」7

おい、あのご高説、ほんまか?