逃した魚
全国的に中学入試はほぼ終わったのだろうか? 関西圏ではほぼ結果も出揃い、◯◯中学100人、△△中80人みたいな速報の入った塾の広告も目につくようになった。
市立中学生活
息子の不合格確定から約10日。まだ、引っかかるところはあるやもしれんが、「よ、落ち太くん!」と呼びかけると「うるさい!」と笑って答えるくらいには、回復した。今日は、春から通う地元中学の説明会。義務教育である中学生への道は待ってはくれない。気持ちを切り替え、残された小学校生活を満喫し、来たる中学生活によいスタートを切ってもらいたいと、切に思う。ブログも市立中学生活というテーマを設けて、新たにスタートしたい。
中学終了
息子の受験も終わり、久方ぶりに娘の方にも関心が行くようになった。先日、机の上にほったらかしにしていた教科書の類を何気にチェックしてみた。娘がいうには、「もう英語は単語レベルでは中学範囲終わったらしいわ。数学は代数が中学そろそろ終わり、幾何がまだまだ終わらん。国語は中2ぐらいちゃうかな?」と解説してくれた。
先取り学習は、中高一貫校の特徴であるとは聞いていたが、科目ごとで少々違うんだなあ。確かに国語なんて、漢字以外はどこからどこまでが高校範囲とかわからん。漱石が中学で鴎外が高校とかいわれてもねえ、どっちでも構わんわ。古文とか漢文なんかは、中学範囲って枕草子とか李白、杜甫ぐらいでしょ。高校から一気にスピードアップしたほうが効率いいのかも。
しかしなあ、わかっていたことではあるが、もう中学終わりって…。もし、地元中学に行ってたら3年生でも授業では習ってないとこあるかもしれん時期よねえ。ま、入試はこのあたりで習うことはでないのが暗黙の了解とも聞いたことがあるが、下手すると県立高校当たりの入試なら大方できたりするのかな?
いや、うちには来年から地元中学に進む息子もいます。この差、高校の3年間で埋まるもんでしょうかね。ま、県立中学受かってても、先取り学習はしない学校だったから、同じ結果なんだけど…。確か、県立中学の校長は説明会の時、こうおっしゃっていました。「中学時代は、さきさき進むより、じっくり基礎を固めていくほうが、大学受験のときには結果が出やすいと思っている」。どっちがいいのかはわからんが、この圧倒的な差を見せつけられると、不安にはなるなあ。
中学受験総括
姉の私立中学、弟の県立中学と我が家の中学受験は終わりました。姉は志望校に合格し、弟は落ちた。どちらも受験生としては勉強しなかったと思うが、結果は正反対。もちろん、私立と県立の差、能力の差、男女の成長の差、性格の差、いろいろ違いはあるけれど、何が勝敗を分けたのだろう。
結局は、気持ちの問題だったのではないかと感じている。娘は、3年の終わりに自分から私立中学を受けたいと言い出した。当時、中学受験などこれっぽちも考えてなかった私が「もうちょっと考えたら? 5年から塾行ったって間に合うんちゃうん?」と考え直すよう促したのだが、「もし間に合わんかったらどうしてくれんの?」と言われた。そこまでいわれて真剣に検討しだしたのが、我が家の中学受験の始まりだった。ま、今では5年からでも十分間に合ったと思うけれど…。
弟の場合は、当初から受験しないと言っていた。が、4年の終わり、姉が合格したことで、事態は急変する。「お前のお姉ちゃん、○○受かったってスゲーな」みたいな言葉を友達から聞くにつけ、「あれぐらいで受かるなら…」と、私立受験を決意する。が、塾に行ってみると、あまりもの難しさに、入塾当初から泣き言続き。結局、半年でドロップアウトした。それから半年。今度は県立中に目標を変えた。内容的には教科書レベルなので泣き言こそ言わなかったものの、今度はなめてかかったきらいがある。夏休みになっても、秋の合宿を迎えても、年末ちかくになっても、本気モードにはならなかった。
姉も弟も12月に返ってきたテストの結果からすれば、合格圏にいたと思う。ウサギと亀のうさぎみたいな感じ。必死モードの受験生に対して、こちらは居眠りしていた感がある。姉は、後から聞いた話では入学後の上位組確実みたいな感じだったらしいが、結局、中位ぐらいで合格した。この轍を踏むまいと弟には口を酸っぱくしていったのだが、最後はカメさんに大勢追い越された。姉のほうが貯金が多かったともいえるが、やはり、最後は「何が何でも合格したい」という気持ちが、違ったように思う。
よくスポーツの世界で、心技体が揃わなければ…という言葉を聞く。こと、中学受験に関しても同じことではないのかな。知識と受験に耐えられる体力だけでは、勝てない。やはり、心。そう考えると、弟のほうが少々心の成長が遅かったと思う。いましばらく、成長を待とう。
終戦
待てども来ず。一縷の望みをかけていた志望校の補欠合格者の連絡日を過ぎましたが、我が家の電話は鳴らずじまいでした。完全に終戦、息子は地元の市立中学に進み、3年後、リベンジを目指します。
補欠を待つ心境
不合格通知をもらって初めて学校に行った息子。前半戦の私立中学受験はほとんどの子がどこかしらの中学に受かったことは聞いていたから、県立中も…。と思って登校したのだろう。が、予想に反して学校で受けた7,8人のうち息子を含めて合格者はゼロ。よその小学校より私立志望者が多いとも聞くし、頭のいい子たちがこぞって私立に行ったのかもしれん。まあ、落ちたこと、補欠合格に一縷の望みをかけている子ばかりになって、内心、息子もほっとしたのかもしれん。
私、20数年前の大学入試のとき、補欠合格を待っていたことがあります。私の現役時はセンター試験の一期目。数学が壊滅的にできなかったので、基本志望は私立文系だったのだが、地元国立だけはセンターを数学抜きで出願できた。それもあって、記念に受けてみました。が、結果は、予想外にできた。各予備校のセンター判定は、こぞってA。常識的にはほぼ落ちることがない点数だった。
が、経済学部だったので二次は数学と英語。非常識なぐらいできない数学が足を引っ張って、やっぱり落ちてしまった。当時は、個人情報の概念がなかった時代。東大合格したらサンデー毎日買い占めて近所に配ったといううわさも聞いたし、新聞の県版には地元大学の合格者の名前が当たり前のように載ってました。うちの高校は、その大学の最大派閥の一つ。私よりセンターできなかったのに、受かった同級生の名前を眺めて、なんだか余計悲しくなったな。
数日して、補欠合格が出るとの話が舞い込んできた。壊滅的な2次の数学を悲観するか、奇跡的なセンターをみて期待をかけるか、当時はもう「来年、同志社行く!!」って決めてたし、でも、合格してみてもええなあと思うし、もう気持ちは整理がつかなかった覚えがある。
指定の日、電話があった。でも、気分は複雑なまんま。様々なことを考えたせいで、合格してほんとに迷った記憶がある。結果、翌年の春、違う大学のキャンパスにいたのだが…。
まあ、息子の場合、浪人っていうのはないから、悩む必要はない。でも、あれこれ考えてるのかなあ? 外からはゲームしかしてないようにしか見えないが…。
予想外
昨日、不合格通知が配達されたとき、私は仕事で家にいなかった。が、その瞬間を妻が携帯動画に撮っていたので、息子が寝てからじっくりみた。
不合格
息子の志望校から不合格通知が届きました。正直、覚悟はしていたし、納得の結果です。野村克也氏は「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言いました。全く不思議な点はありません。圧倒的に勉強量が足らなかったし、精神的にも幼かった。姉が同じようにしても受かったけれど、そんなに甘くないってことでしょう。
前祝い
いよいよ明日、息子の入試結果がわかる。発表は簡易書留で送られてくるので、今頃は中央郵便局にあるのだろうか? いずれにしても、採点が終わり、合否の判断は下っているはず。筆記試験以後、緩みきっている私も息子も少し緊張感が戻ってきました。
ほんとは気にしないといけないこと
正直、入試が終わって、気が抜けました。発表まで約1週間あるので、もう緊張感が保てません。私立みたいに試験翌日にでも発表があれば、ソワソワ感も保てたんだろうが、日曜日の面接試験も含めて、私自身は弛緩しきっています。もうダメならダメで仕方ないか! みたいな意識すらあります。息子は、文句言われないというのを肌で感じて、ゲーム三昧。そろそろ目に余ってきました。
なるようにしかならない、と思ってしまったら、受験後にいろいろ考えようと思ってたことも飛んでしまいました。データとして残しておきたいので、とりあえず…
まず、当日受験者数。例年50人位いるとされる欠席者は、30人台に収まりました。出願時の倍率は3.9倍、当日の受験者で割った倍率は3.5倍。志望校に関して言えば、昨年より実質倍率は高くなったみたい。もう競争率云々いうても、結果が出てるようなもんだからなあ…。
うちの息子は、入試の難易度があがれば合格に近づくが、易化すると厳しいと、塾で言われてきた。もう、問題を精査する気力もないが、昨年より少々難しいか、同程度かなあ? だとすると、昨年は難しい部類? 簡単? ということを考えようとは思うが、どうせ、週末になったらわかるし…。
作文に関しては、詩をよんで、中学生になったらどうしたいか、っていう問題。問題だけみれば、とっつきやすい感じだが、その詩がどんなだったか、新聞紙上でも著作権の関係で明らかになってない。息子に聞くのもなあ、面倒。まあ、原稿用紙、埋めてきたっていうし、それでええか?
いや、もう頭が動こうとしません。発表の日には、戻るんかな?