眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

今更ですが、中学受験の反省

 ここでも何回か書いたことがあるが、高校無償化が始まって以降、近畿の甲子園出場校に公立高校がたまに出るようになった。大阪は私学も無償化のシステムがあるので私学勢が強いが、システムのない激戦区兵庫なんかは昨年出た3校が3校とも公立だったりした。そういえば、娘のガッコも県内無双の時代が長く続いたが、無償化以降はたまに出るって感じ。もちろん、うちの県の私学はカネがかかる。

 2010年から始まった高校無償化。それを考慮して受験できたのは、2011年からになろう。その子たちが3年生になったのが、2013年。それ以降の記録を見てみると、兵庫も娘のガッコも傾向が変わってきているのは確かだ。

 国公立大学の前期試験の合格発表が終わり、今年の受験シーズンの結果が出そろいつつある。昨日、東大はじめ主要大学の合格者数が載った週刊誌を買ってきた。ここ数年、娘のガッコと他の県内の学校を比べて、ああでもないこうでもないというのが、父と娘の会話の中心になっている。先日書いたように、娘のガッコは医学部志向が強いので、この号の掲載大学では地味な感じの数字になる年が続いている。それでも、東大、京大あたりでは、まずほかの県内の学校に負けることはなかった。

 が、今年、京大の数でおそらく何十年かぶり、私の高校時代をもっとさかのぼるであろうぶりに、県立トップ校の後塵を拝した。一けた同志という低レベルの争いではあるが…。そのレベルの子が、地方の国公立医大を目指した結果なのかもしれないし、京大人気が衰退しているのかもしれない。現時点ではどういうわけかわからないが、とにかく数の上で負けた。

 娘が中学受験をする6年ほど前に調べた感じ、

 私学1位>私学2位>私学3位≧公立1位>公立2位

というのが、県内高校の序列だった。が、ここ2、3年の大学進学結果をみていると、

 私学1位>私学2位≧公立1位>私学3位>公立2位

とはうすうす感じてた。ただ単年度の誤差の範囲なのかもしれないとも思っていたが…。

 ただ今年の内容

 私学1位>公立1位≧私学2位>>私学3位≧公立2位

 そう、今年の高3生は、高校無償化を考慮できた6年前の2011年入学の中学受験生が含まれる。去年までは私学に高校から入った子を入れてのランク、今年からはそれに中学を受けるときに高校無償化を考慮して受験した子を入れてのランクといえるのだ。おそらく、今後何年かはこの傾向が続き、塾の分析も変わってくるであろう。

 それに気づかずに、公立1位校の併設中学を息子に受験させた我が家。そりゃ、落ちても仕方ないわと思う。反面、私がそこの高校OB(超低迷期の卒業生だが…)であり、市内で4番目ぐらいの学校だからという認識もあり、少々なめてかかったきらいがある。もう少し尻を叩いてやらなければいけなかったと反省もしたし、親も3年後の糧としたいと改めて思った。