眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

あと3か月

 小学校生活も残すところ、あと2週間程度になった。小学校でももう卒業式の練習とか、最後の○○みたいなことが結構続いているみたいだ。この週末は、中学校の制定品販売の日。残り少ない小学生と、間近に迫る中学生の間で、息子も少々多感にはなってるみたい。もっとも、「もう小学生も終わりだし…」と枕詞をつければ、なんでも許されるという感じがしないではないが…。

 娘のときのこの時期を振り返ってみると、身近に同じ中学に進学した人がいなかったので、ほとんど手探り状態だった。電車は何分に乗ればいいのか、自転車はどこに置くのか、今から思えばたわいもないことでもまったく情報がないから不安もあったが、「まあ、なるようになるやろう」と開き直ることもできた。

 一方、息子、当たり前のことだが、多くの同級生が同じ学校に進む。隣の中学も同じようなもんだから、あちらこちらから、情報は集めようと思わなくても入ってきてしまう。これはこれで便利なのだが、困った点も…。

 例えば、塾の問題。こちら「受験も終わったことだし、中学に慣れるまではええか?」と思っていた。でも、小学校のときに塾に行ってなかった子でも、中学に上がると同時に塾に行きだすらしい。なんでも、中一の1学期中間テストからもう内申点にかかわるのだから、エンジンかけていかなければならないって話だ。中には、先生の心証をよくするために「こことあそこをこんなふうに先生に質問してきな」っていう親もいらっしゃるという。そう考えると、中間テストまであと3か月しかないわ。いやあ、高校入試ってそんなに大変なん?

 自慢ではないが、私、中学の通知表に5から1まで全部あったよ。塾の先生に「5か4が大半で体育3とか、2か1ばっかりで音楽だけ5とか、3ばっかりとかが普通の中学生やねん。こんなバラエティに富んだ通知表は初めて見た」と言われた記憶が鮮明にあるな。当時と通知表の付け方が違っているとは言うが、この成績では、おそらく今の母校には入れないだろうな。

 逆に言えば、親が先生の心証をよくする努力までして、うちの母校に入りたいもんかなあとも思う。息子も現時点では、リベンジを果たす(=私の母校を目指す)とか言ってるけど、先生のご機嫌取りまでしないと入れないのなら、こちらから願い下げ!! と、思わんでもない。

 いや、結局、情報が多ければ多いで、「まあ、なるようになるやろう」と開き直るしかないのだろうが、塾ねえ、検討しないといけないのかな?