理系と文系
娘のガッコ、学年末テストの真っ最中。初日に通知表5まであと1点といっていた数学が撃沈して、不機嫌になった娘だが、二日目の英語が思いのほかできたみたいで機嫌を直した。しかし、たかだか定期テストで一喜一憂するこの悪い癖、なんとかならんもんかなあ。このままいけば、大学入試でセンター試験(娘の学年から変わるらしいが)で失敗したらまったく挽回の余地ないやん。
同世代の大半は、来年高校受験を体験する。その中で成績が悪くても開き直ったり、それを糧にしたりして、最後、ゴールという経験をしてくるのだろうが、娘は、中高一貫のためそれがない。中学受験はしたといえども、親や塾の占めるウエイトが大きかったからねえ。もう少し上の学年になれば身につくのかしら?
数学の試験がダメだった日、投げやりになった娘が「もうこんなんやったら、文系にしか行かれへん!!」といいやがった。まるで、理系より文系のほうが下みたいないいかただった。
確かに、娘のガッコで目標としてよく言われる「東大、京大、国公立医学部」への進学者をみたら、医学部はもちろん全員が理系だが、東大、京大でも7対3ぐらいで理系のほうが多い。ガッコのいう目標達成者のうち、文系は2割ぐらいしかいない。よって、文系はあほ? っていう論理なんかな?
でもね、東大の定員に対する文系の割合って4割程度でしょ。京大に至っては2割ぐらい。一口に東大、京大っていっても、理系のほうが枠大きいやん。しかも、国公立医学部ってほとんどの県に一つはあるわけで、調べてみると枠は全国で6000人弱あるらしい。規模からいえば、東大、京大合わせたぐらい。そう考えたら、理系のほうが枠が大きくて、入りやすいだけ、とも見える。
ま、どちらに進んでもよろしいですが、文系も賢い人は賢いのよって、ことは、きつく言っておかなければ…。両親とも私立文系ですが、何か問題でも?