眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

ずる休み

 一昨日、私と妻、両方が娘の態度にブチ切れました。前段階にはいろいろあったのだが、堪忍袋の緒を切り落としたのは、宵寝。学校から帰ってきて夕食まで寝て、飯食ったらまた寝やがった。翌日に期末テストの発表があるというのにだ。それをこんこんと説教しているとき、スマホ片手にLINEしながら聞いてやがったから、ついにブチっとなった。娘の手からスマホを取り上げ、床にたたきつけた。

 弟の受験失敗もあり、親としてもスマホの野放し状態はいけなかったと常々思ってたこともあって、「こんなもんのために人生棒に振ってもええんか?」と怒鳴り散らして、何度も何度もスマホを床にぶつけてやった。結果、スマホはフレームが変形して、横のボタンが飛び出し、フレームと液晶の間に数ミリ程度の隙間が空いた。それでも、一応、画面は映るし、電話もできるのは、すごいね。

 が、スマホが無残になった娘は号泣。「もう私死ぬ」とか極端なことまで言い出して、母親も巻き込んで大騒動になった。捨て台詞に「もう私なんかいないことにしといて」とかぬかすもんだから、こっちも無視して寝てやった。

 翌日。起こされなかったら、案の定、起きてこない。もう間に合わないという時間になって、パニック気味に起きてきた。そして、弁当がないことに気づく。母も腹に据えかねたらしく、この日は弁当も作らなかった。「もう、学校休む」と言い出しても「そうすれば、ガッコから電話あったらずる休みしますとでも言え」とそっけなく母に言われ、父母は仕事に、弟は学校にでかけた。

 それから、昼下がりまではひとりぼっち。自分のことも反省する時間ができたのもよかったのかもしれない。母親とは3時ごろに和解し、私も帰るなり「ごめんなさい」といわれた。そう、まだまだ親がいないとなんもできない中学生ということを実感するのにいい機会だったのではないのかな。

 いや、家庭的には丸く収まったのだが、ガッコ関係は? 昨日は試験発表なのに、無断欠席しても大丈夫なんか? とはいえ、ガッコから電話の一本もないし、なんて面倒見の悪いガッコなんだ!! とも思う。

 が、事実は、担任がインフルエンザでこの日から休み。よって、この日のずる休みもほとんどおとがめなしみたいな感じで終わりそう。ガッコでも優等生ではないところを見せるいい機会だったのに、悪運の強いやつだわ。