20数年ぶりのメディア論
昨日の朝日新聞の朝刊に、公立中高一貫校の特集記事が載ってた。記事の要旨は、高校入試を受けずにゆとりを持って6年過ごせるという触れ込みで始まったのに、高校分野の内容を中学で先取りするのはいかがなものか? 大学進学実績を求めるのはいかがなものか? 公立高校は、平等であるべきで、税金を使って進学校をつくるのはいかがなものか? まあ、独自の研究をやってる学校もあるけれど…みたいな感じ。
系列の週刊誌が、3月頃から東大ランキングで儲けている会社が、何をぬかすねん、というのがまず一つ。日比谷高校が、何十年ぶりかで東大50人超えをニュースにしといて(日比谷は中高一貫ではないが)、公立高校が大学実績を求めるのはいかがなものかって、いかがなものか?
大体、公立が税金使って進学実績を求めるのはいかがなものかっていうけど、その進学実績として大きな位置を占めるのが東大だ。特筆された日比谷高校でさえ、ランキングにしたら10位以下。税金を使って、私立高校の卒業生が大半を占める大学を作り上げたのはいかがなものか?
最近、新聞をめっきり読まなくなった。大学は、新聞学専攻なのに。最近のブログや掲示板などを見てると、記者っていうのは文体はえらいように見えるが、実は知識はそれほどでもないっていうことが、みんな分かり始めたんではないかと思う。
そして、その筋の専門家らが、ネットで鋭いツッコミを入れる。もちろん、極論や曲解、あるいは意図的な中傷もあるが…。ただ、朝日が言ってるから正しい、NHKだから間違いない、って言われてた時代はもう過去のもんだなあ。
今の私にとっては、そんな社会的な意義がどうこうよりも、息子が公立中高一貫校に入れるかどうかのほうが、よっぽど大切だ。だからかもしれないが、だんだん旧来のメデイアと大衆が離れて行っている気がするな。
以上、卒論以来、メディアについて書いてみました。