眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

上と下

 娘のガッコ、塾の偏差値にあてはめると、それほど難関でもない。東京の学校の表と娘のガッコの偏差値を見比べると、こちらでは、なじみのない学校名が並ぶ。ま、知ってるっていえば、開成とか麻布とかしかないんだが…。

 うちの県は交通の便が悪く、他府県の学校に通うのは地理的に難しい。しかし、全国有数の過疎進行県でもあるので、人間も少ない。よって、県内トップとされる娘のガッコからは、東大理Ⅲもたまに出るし、地元国立大学に行けない子も出る。大都市圏なら、偏差値50だとその近辺の子が集まるんだろうが、娘のガッコは、上位層の60と下位層の40が打ち消しあって50って感じと思っている。

 娘の実力テストの結果が返ってきた。果報は寝て待て。試験前もよく寝てたという印象しかないんだが、私の定める最上位に入ってきた。本人は満足そうだったが、こちらとしては驚き以外の何物でもない。なんか悪いことしてない? とすら思ってしまう。ま、性格的に悪いことする度胸はないのだが。

 まざまざと成績表をみつめると、とあることに気付く。

 最高得点と娘の点の差は50点、平均点との差は130点。2.5倍強。

 ところが順位にすれば、10倍近く開く。

 結果、これ以上を望むには、とてつもない壁がありそう。しかも、落ちるときは一気に落ちそう。そろそろ、人並みの睡眠時間にした方がええんちゃうかな? もしかして、もっと寝る方がいい?