眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

宿題

 昨日の晩、塾の先生から電話があった。なんでも、理科の宿題をやってこなかったのが、2回つづいたので、という話。息子、電話の途中からソワソワ、ついにばれたか、さて、どんな手段で言い訳しようか、でも、浮かばなくて、自室にこもる。<電話終了、晩ご飯終わるまでは、我慢してた母親が切れた。私の方は前にも書いた通り、塾の宿題なんぞろくにしてないのは、登校日の日のチェックで予想はついてたが、現実のものとして受け止めるとなると、怒りを通り越して、あきらめの方が強かった。

 しかし、その日の行動はひどかった。姉がこの日、終業式を迎えたため、さきの期末テストのご褒美もあって、ランチに誘ってくれた。そのおこぼれにあずかるがために、午前10時に祖母宅に行く、と前日から言っていたらしい。が、10時を過ぎても現れないので、心配した祖母から母に電話。仕事中に息子の携帯に電話したところ、「勉強しなあかんと思って、やっぱり昼前に行くことにしたんよ」と、優等生的発言をしたらしい。ランチが終わって、母も帰ってきて、「きょうはよく頑張ったんやな」とお褒めの言葉。塾の理科の時間までまったり過ごし、塾に行った。帰ってくると、開口一番「今度の理科の時間、再テストになったから遅くなるで」。まあ、成績のことはよしとして、この日の勉強態度にいたく感心して、ことさら問題を大きくしなかったという。

 そして、7時過ぎ。件の電話が鳴る。次回、塾に居残りさせられるのは、やってない宿題をやらされるためらしいことも判明。

 怒りまくる母。そして、疑いが朝の勉強タイムにも及び、きょうやったとこ見せてみろ、という話になる。学校の宿題の漢字ドリルを見せた。ご丁寧に最初に①から⑳までノートに書いたが、肝心の漢字は⑩の途中で終わる。

こんなもん、10分もかからんやろ

とまた怒号。はたで見てる私はつとめて冷静に対応してたのだが、

バカ息子「そこまでいわれるんやったら、死んだ方がまし」と抜かしたので、私も切れた。

計10回ぐらい、平手打ちしたんだろうか? 暴力はいけないとか、話し合いで、なんていう人もいるけど、さんざん、口で言い聞かせたのに、特に8月に入ってからは、連日連夜叱られているのに、この始末…。世間は許さんでも、私は構わん。

しかし、宿題してないなんて受験生のすることとは思いもよらなかった。姉も常軌にかからん受験生だったが、弟も…。普通の受験生を育ててみたかった…。