眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

中華料理

 先の日曜日、息子は朝からこう言った。

「今日は、なんだか、中華な気分。バーミヤンとかいいよねえ」

 この日、夕方まで母親が所用で出かけるため、夕食は外食にほぼ決まっていた。それで、リクエストをほのめかしたのが、先の言葉だった。

 そして、昼下がり、私と子供たちは祖父(私の父)のお見舞いに出かけた。そこに偶然、祖母(私の母)と出くわした。聞くところによると、叔母(私の妹)が後から見舞いに来て、その後、夕食を共にする予定なのだが、うちも参加するか? という話が進む。店はうちの近くの中華料理店。バーミヤンよりグレードは高い。

 そうすると、息子、もじもじしながらこう言った。

「今日は、中華料理って感じが失せたんよな」と。

 よくよく、話を聞いていると、なんでも叔母の存在がネックらしい。そう、息子、叔母がかつて勤めていた塾をドロップアウトし、新しい塾に行っている。しかも、その旦那(叔父、私の義弟)は塾のオエライサン!! 後ろめたい気持ちが芽生えたのだという。

 幸いにして、叔父の方は仕事で来られないし、叔母も仕事やめてるから、関係ないよ、という説得の末、しぶしぶ参加することになったのだが…。

 まあ、いずれは、こんなことになることは前から言っていたんだけど、子供心にいろいろ考えてはいるようだ。もっとも、親の方が付き合いづらいのだが…。

 親戚の勤める塾に復帰する方向もあったのに、あえて別の道を選んだ息子。これで、落ちたら、ほんまに立つ瀬ないってことは、わかってるんやろうか? 叔父、叔母に顔向けできるようになるためにも、頑張ってもらいたいなあ。

 ま、食べるときになったら、そんなことお構いなしにバクバク食ってたけどねえ