眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

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 最近はやってるのかなあ? ちょっと前までよくテレビでやってた、やる気スイッチを押すとかなんとかっていう、塾かなんなんかのCM。うちの娘など中学受験も経験しましたが、やる気スイッチはどこにあるのやら、って感じで、ここまできた。それでいて、第一志望のガッコに入ってくるし、成績もそれなりのもんはとってきたから、ま、それでもいいか、と捨て置いてきた。さすがに、試験前にスマホ三昧の時は、怒鳴り散らしたが、それでも、せいぜい一時間机に向かえばいいところだったが…。

  

 先週末、外食に行って帰宅したら9時前だった。そして、娘、玄関入ってすぐにリビングのテーブルに問題集を広げた。あきらかにおかしい。

 大好きなクイズ番組が佳境に入ろうかというとき、「そろそろ勉強してくるわ」と、自室に上がった。絶対におかしい。

 風呂から上がって寝るまでは、探偵ナイトスクープとかABCの関西ローカル深夜番組をみながら、スマホするのが常だったのに、「ちょっと勉強してから寝るわ」といって、自室にあがる。ほんまにおかしい。

 ま、ガッコから帰ってきてから爆睡するのは、いつも通りだが…。

 まだ、中間試験も発表されていないのに、なぜに、スイッチが入ってしまったの? この前の病気の後遺症? とか、いろいろ考えたんだが、問いただしたところ、来年のクラス替えのことがあるからだそうだ。

 今年、念願の上位組に入った娘。ま、1年のときは2クラスで、2年が3クラスなんだから、ハードルは低かったんだが、3年は1クラスが最上位組として編成されるらしい。先生も「AKBならぬ、スーパー48に入れよ」と、発破をかけているという。(別にAKBは48人ではないし、最上位クラスも45人ぐらいが限界とは思うが、ま、細かい話は抜きで)。そのクラスに入るためには、時々の定期考査の成績と実力テストの結果が勘案される。よって、勉強しだしたらしいのだ。もう、公立育ちの親にはわからん世界だわ。

 ともかく、スイッチが入った娘。周りの子の話を勘案すると、まだまだ時間的には足らんと思うが、ひとまず安心。やる気スイッチって、ほんまにどっかにあって、しかも突然入るんだねぇ。ちょっとあのCMに感心した。

 そして、弟、入試までに入ってくれるんやろか? と、不安になった。