眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

十三参り その1

息子の十三参り(じゅうさんまいり)に行ってきた。七五三と同じく、子供の成長を祝うとともに十三歳からは大人の仲間入りを意味するらしい。また、十三番目に生まれた仏様、虚空蔵菩薩さまに智恵を授けてもらう儀式だ。よって、行くのは虚空蔵菩薩を祀る寺に限られる。


と、偉そうなことを書いたが、私もこの風習を知ったのは、2年前のちょうど今頃。オープン間もないあべのハルカスを見物に行こうと、色々調べてたら、十三参りで有名な寺が近くにあり、間もなくその時期であることを知る。この寺の前は、何度も通ったことがあり、大きく十三参りと書いた看板があるのも知っていた。ただ、「なんで、じゅうそうまいりって、いうんだろう?ここは、あべの、天王寺なのに…」という、関西人にしか分からないであろう勘違いをしていたことも初めて分かったのもこのときだった。
あたりには、大阪を代表する名門、四天王寺、星光があり、娘の刺激にでもなってくれればとも思ったし、智恵を授けてくれるのは、受験生にもありがたい。ということで、急きょの参拝になった。

正直、寺の規模から言えばそんな大きなところではない。近くに四天王寺という歴史の教科書にも出てくるような大寺院があるので、余計にそう思う。が、境内に入ると、子供たちでびっしり。50人くらいが本堂に通され、ご祈祷を受けたが、終わるころには、すでに次の回の子が境内にうじゃうじゃ。その日がまさに十三日だったからピークではあったんだろうが、十三参りのさかんな様に圧倒された。

来ている子達も、ブレザー姿や晴れ着姿の子が多く、見るからにええとこの子ばかり。当初の目的が、ハルカスの娘の格好がかわいそうではありました。

ま、智恵を授かったおかげか、翌春の入試で志望校に合格。ご利益あった初めての十三参りでした