眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

教育熱心

永年のつきあいのある会社の社長と商談が終わり、世間話になった時のこと。いつしか、話題が家族の話になり、子どもの話になった。


娘中学、息子小5と話すと、横にいた奥さんが、「お姉ちゃんは、私学に行ってんの?」と返してきた。その会社は、娘のガッコが見えるような立地。正直に、そこのガッコに行ってる、と答えた。

が、話を進めるうちに、どうもそこの孫さんが、県内3番手校を最近卒業したらしい。祖父母にとって自慢の孫らしく、奥さんの孫自慢は終わらない。こちらは、いらんこというて機嫌を損なわないよう、娘の話題にならんよう、ならんよう相槌を打つのに必死だった。

帰宅後、その話を家族にした。話のキモは、いかにこれからカネがかかるか、そのためのモチベーションとして、いかに子どもが行ってる学校をよく思えるか、というようなことだ。

その枕として、娘の話をしたら、「奥さん、教育熱心なんやろな」と言われたことを披露した。私は、先方では、話そらそう、そらそうとして、受験なんか無関心を装っていたからだとは思うが、現実とは真逆のイメージを抱かれている妻を見て、ニヤっと笑った。妻も、笑った。

つかみはOK、さて本題と思ったら、横でテレビを見ていた娘、大爆笑。まんま、腹抱えてるし、涙流してるし、笑い過ぎて息できないって感じで、笑う。「ママが教育熱心って、カケラもない」と言い放ち、また、バカ笑い。オモロイとハラタツがごっちゃになった妻も、涙をためている。

その後、本題に入ったが盛り上がるはずもなく、娘のバカ笑いだけが印象に残った。

おそらく、友達の会話の中に見えるあのガッコの母親って、ドラマとかに出てくるような人なんだろう。

あなたのためを思って、お勉強させているのよ、わかって、◯◯ちゃん、

みたいな感じ。確かにうちの母親とは、大違いですなあ。