眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

大きな目標

 娘の机には、入学式当日に書かされた目標がある。6年間の大きな目標と、それを達成するために今年一年頑張る小さな目標(学習面と生活面各1)をたてるように指導されたらしい。

 

 今年一年の小さな生活面の目標は、「自分で起きる」。小学生の夏休みの課題みたいだが、いまだおかんに起こされないと起きてこない。

 学習面では、カシコ組の子を「10人ぐらい抜く」。まあ、規模が小さいとはいえ小学校の塾では、上はいても一人か二人。しかも、下であったはずの子がカシコ組にいて、いたくプライドを傷つけたんだろうか? 少なくとも入試の結果は45番以下。30番ぐらいになるのが当初の目標だったんだろうか?

 そして、6年間の大きな目標は、「東大理Ⅲの学力で、京大医学部へ」らしい。見た瞬間、ぷっとふいてしまいました。娘に問いただすと、以前、私が言うたらしい。全く記憶がないので、口から出まかせもいいところだったんだろう。まあ、中一の初めの目標ですもの、夢は大きい方がよろしい。しかし、コヤツ、医者に興味ないいうてたんやけど、なぜに医学部?

 本日、ガッコの三者面談がありました。そこで返された2学期末のテスト結果、正直、驚きました。あれだけスマホ三昧のくせに、最上位クラス。数学さえととのえば、トップも夢ではないという話らしいです。とりあえず、今年の小さな目標は大きくクリアしたみたいだな。

このガッコ、医学部偏重のきらいが強く、京大ランキングには顔も出さないのに、医学部の合格者は毎年複数いる。しかも、一昨年は5人。つまり、学年一桁ならひょっとするかもしれない、との皮算用は進みます。別に医者になってほしいとも思わないが、あれだけスマホ三昧なんだもの、まだまだ伸びしろは十分なはず…。と、親の期待は少々膨らみましたわ。

 でもなあ、しょせん私の子ですもの、伸びしろを残したまま卒業ってことも大いにありうる。やっぱり、あてにはできませんなあ。