眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

通知表がない?

 娘、ようやく夏休みを迎えました。小学校の時と比べて約20日遅いスタートで、しかも補習があれば25日ぐらいから登校しなければならない。幸い(?)、娘は補習がないらしいので、約20日は休みになるらしいが、友達が補習になれば遊ぶ計画も立たず、小学校のころとはちと雰囲気が違うようだ。しかも、甲子園応援がいつまで続くか、いつになるか、全く読めない。

 普通、夏休みの前には、通知表という難関が待っている。「通知表オール5」とか「体育5でほか1」とかいう表現は、実体験でもテレビの世界でもみたことがあるが、このガッコの成績は、「国語80、英語60…」みたいなのが書かれた紙1枚の成績表が返ってきた。この数字、中間テストと期末テストの得点を2で割っただけのものらしい。

 近年、高校入試が内申点を重視する傾向が高く、その数字が以前より重くなっている。5だの4だのつけるだけの作業は、結構大変だと聞く。が、中高一貫校のため、ほとんどの生徒は同じ敷地の高校に進むから、内申点はほぼ関係ない。成績が良すぎて物足らない子や、ついていけない子は、ほかの高校を受けることもあるからか、学年末だけは五段階評価を出すらしい。合理的といえば、合理的な方法だ。教師の主観も入る5段階評価ならば、生徒一人一人のことを思い出しながら判定しなければならないが、テストの点を2で割るだけならば、それこそエクセルに得点だけ入れれば、即成績表が出来上がる。先生の負担も少ないだろうな。

 が、親からすれば、なんのこっちゃわからないというのが、正直な感想。90点とったらどないなもんか、70点ならええのか悪いのか、赤点の基準60点だったら救いようがないのか、全くわからん。

娘がその紙を持ってきても、「よく頑張った」とも「もっとやらんとあかん」とも、感想のひとつもいえないのが、実情だ。定期考査については、それぞれの順位も出てるから、大体の立ち位置はわかるにしても、通知表にいたってはこちらにとっては意味ないとさえ思うな。

 いずれにしても、通知表がないというのは、なんだか拍子抜けだったな。