眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

夏休みの作文

 夏休みの宿題っていうと、始まったばかりのころにスタートダッシュかけて、中だるみ、そして8月25日ぐらいからの追い込みというのが、例年の息子のやり方。今年もそれを踏襲するのか、今のところ、順調に消化しているようだ。これまた例年のことだが、習字の練習とか漢字ドリルとか日々こなすものは後回しで、工作やら作文やら毛色の変わったものからやり始める。今年も早々に作文を書きあげた。今年の作文は、市の文化団体主催のコンクール用のもの。テーマは、夢。

 夢ねえ。前にも書いたが、学校の発表で「きょうだいで京大にいくのが夢」と爆弾発言したが、今回も同様の話だった。ただ、今回は少々感心した。

 任天堂ゲームクリエーターになるのが彼の最終目標だそうだ。任天堂に入るためには、ええ大学に行かないとダメ。それなら、京大がええやろ。京大に入るためには、姉の行ってる中学からは結構京大に行ってる。それなら、その中学に行こう。というわけで、彼の夢は①ゲームクリエータになる②きょうだいで京大に行く③姉の中学に行くの3つだそうだ。

 おー、なかなか理路整然。まだまだ子供と思っていたけど、ずいぶん成長したもんだと思う。この段階を踏んだ将来の夢、私が選考委員なら評価高いよ。国語の作文技術としてはの話で、実際は現実的過ぎて賞をもらうようなことはないだろうが…。

 だが、その中学に行くためには、算数の旅人算を克服しないといけない。旅人算を克服するためには、復習も大事ね。そのためには、ゲームの時間もテレビの時間も減らさないと。という、段階はどこかに抜け落ちている。夏は遅れを取り戻す絶好の機会であるということも。

 そういや、まもなく塾の夏期講習がスタート。こちらは、スタートダッシュをかける気配もないのだが…。