眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

夏の予定

 期末テストが終わると、気分はもう夏休み。20年ほど前の公立中学生だった私の感覚はそんな感じだったと記憶する。それまでに懇談会とか、通知表とか厄介なものはあったが、基本的には開放感でいっぱいだった。

 娘のガッコも先週中に期末テストを終え、次なる予定が書かれた文書をいろいろもらってきました。まずは、林間学校。期末終わって1週間後に出かけます。例年通りなら、関西の梅雨明けは7月20日前後、ちょうど海の日あたり(昭和生まれの私達の感覚では、1学期の終業式あたりですが…)。この日程あたりなら、まず梅雨真っ最中、下手すると梅雨明け直前の大雨が降るような季節。天気の心配もしなあかんようなこの時期に、なぜに林間学校? 季節もまだ夏ではないのは確実ですが…。しかも、林間学校のあと、盆前まで授業もありますし…。

 ついで送られてきたのが、三者面談のお知らせ。学校単位では7月20日ごろからするらしいが、これは受験を控えた高3生の日程。あとの学年は8月頭かららしい。まあ、高3夏となると、親子ともども力が入るし、時間もかかるんかなとは思わんでもないけど、すでに試験は7月頭に終わってて、8月に面談してもねえ、間延びありありですが…。

 と、なんとも不可解な日程が組まれているガッコだなあ、と思いましたが、そこに一つのキーワードを合わせるとすごく合点がいく。

 7月9日 高校野球県大会開幕 7月26日決勝戦 8月6日 甲子園開幕

娘のガッコ、野球に関しては、県予選から全員スタンド応援が原則なのよ。つまり、林間学校は甲子園に近い決勝あたりにかからんように配慮してるんだろうな。初戦あたりなら、まあ、勝つやろ。準決勝ぐらいになると全国ネットでちらっと映ったりするし、相手との実力差も縮まってくる。そこは大応援団でなければ…って感じ。

 そして、甲子園が始まるまでに懇談済ませて、いざ本番。高3が懇談日程が早いのも、もともと受験に専念するため応援免除だから、甲子園行こうがいかまいが、関係なしっていうのが大きいみたい。

 全国的に見ても珍しいんだろうけど、何でもできちゃう私学教育。面白いねえ