眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

クラブ

 娘のガッコは、赤点取ったらクラブ活動停止らしい。それもあって、入部は中間テストが終わってからだそうだ。その第一関門を突破したここ数日の娘の関心事はどこのクラブに入るかだった。もっとも、赤点取らなかった子も含めて一番多いのは「帰宅部」らしいが…。

 

 どんな根拠で選んだのかわからんが、候補に挙がったのは茶道部吹奏楽部。文科系クラブといえばそうだが、片やもっとも体育会系のにおいがする吹奏楽と、その対極にある茶道部をどう考えたら同じ土俵に上げられるのか、こいつの思考回路は理解に苦しむ。

 そんで優柔不断な性格もあいまって、約1週間、「どっちしよー」との言葉ばかりを呟いていた。ま、両親、祖父母、はては弟までに相談しても答えは大体同じ。最終的には自分で決めなさいということ。しかし、話の中に出てきたクラブの特徴をとらえては「あれが…」「これが…」と不安点ばかりを口走って、また「どっちしよー」。の繰り返しだった。

 結局、茶道部に決めたらしいんだが、決め手はわかりません。

 ただ、面白かったのは、担任に相談したときの受け答え。

 娘「茶道部吹奏楽、悩んでるんですけど、先生のご意見は?」

先生「うちのクラスでは吹奏楽部に入部希望者がもう数人いる。バラエティに富んだ生徒がいてほしいと思うから茶道部かな」

 ほんま? 

 「クラブに入るぐらいなら勉強して!!」 もしくは、「勉強に差し障りない程度のクラブして」というメッセージではないかと勘繰ってみたくなる答えだった。大体、来年になったらクラスも変わるし、クラスの中の吹奏楽部比率なんて考慮してクラス分けせんでしょ。

 ただ、入学時点から言われていることだが、この学年から大学入試が変わる。内申点も考慮される大学も出てくるやもしれんので、一概にはクラブを否定できないみたい。先生も試行錯誤してるんだろうな。