眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

現場検証

 娘が中学に上がるとき、練習とか言いながら、娘と一緒に電車に乗ってガッコまで行った覚えがある。地方で生活していると、ほぼ移動はクルマ。電車に乗ってどこか行ったって覚えはほぼないなあ。それこそ、切符の買い方、改札の通り方、どこのホームに行かなければならないか等々、娘にとっては知らんことばかりだったはず。しかも、同じガッコに行く同級生の女子が身近におらず、余計に心配だったので、通学練習したのだろう。3年目の今、たまに駅まで送ってやると、私がもう一つシステムがわからんICOCAを使って、すいすいホームに消えていくのだが…。

 息子の場合、地元の中学に進んだし、小学校の友達も数多く同じ中学に行く。自転車っていうのが、少々不安ではあったが、そんなに距離もないし、同じ中学の制服着た人の後をついていったら中学に到着するだろう、ぐらいの感覚だった。仕事もちょうど忙しかったので、練習みたいなことはしなかった。

 ところが、先日も書いたが、息子、初弁当の日に中学の近くの用水路に落ちて、帰ってきた。件の道は、クルマで通れない道なのだが、大通りから覗いてみると、しっかり水路沿いに柵もある。なんで、こんな道で水路に落ちるのか、重大な欠陥があるのなら、中学に改善を促さなければとか思いながら(ま、ほとんど息子が悪いのだろうとは思ってたが)、日曜の夕方、ひまつぶしがてらに息子の中学に一緒に自転車で行ってみた。

 

 大通りからはみえないところまで、ずっと柵が続いている。なんで、落ちる? どうやったらおちる? 落ちるほうが難しいぐらい? と思うような道が続く。そして、裏門の前、水路に橋が架かっており、その橋との間に50㎝ぐらい柵がないところがある。息子曰く、そこに突っ込んだらしい。まあね、可能性としては落ちるんだろうけど、ほとんどの人が柵にぶつかるような隙間。まさにピンポイントのコースを通って、落ちたらしい。

 現場まで行く道中、前に買い物帰りらしき中学生の娘を連れた母子が前を自転車で走っていた。

 

 娘さん「この前ねえ、ここで落ちた子いたらしいで」

 お母さん「へえ、こんなところから落ちたん? 大けがしたんちゃう?」

 

 はい、その子です。打ち身はありますが、ぴんぴんしてます。

 有名人やな。