眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

プチ合格発表

 娘のガッコ、先日、世間よりはちょっぴり早い始業式があり、中3生のスタートを切った。中3からは、学年の成績上位50人弱を集めたトップクラスが編成され、そのクラス発表がある始業式は、プチ合格発表みたいな感じ。学年末の懇談で、それとなくクラス入りがほのめかされてはいた娘だが、なんだか落ち着かない様子だった。しかし、この感覚、A組もF組も、1組も4組も同じ扱いだった公立育ちの私にはまったくわからん感覚だなあ。どこまで違うのかしらんが、授業や宿題の内容から違ってくるというし、気にするなというほうが無理というのもわかるが、「来年こそは…」とか思った瞬間からガッコの生活に引き戻される感覚は想像がつかない。結果、娘は、お話通り、トップクラスに入れ、安どの表情を浮かべてましたが、それに安どするのもなあ、もう一つわからない。

 当然のことながら、このクラスには学年トップの子もいます。入学以来、ほぼそこを指定席にしている子は、中学受験塾の同窓生です。入学者の1割にも満たない弱小派閥の塾から進学した者同志、入学直後は行動を共にしたようですが、互いにクラスが違ったため、少々疎遠にはなっていました。ただ、彼女の噂話はガッコ中の話題なので、その優秀さ加減は私の耳にも届いていました。

 学年末の懇談で、家庭での勉強をほとんどしない娘に対し、担任は「来年のクラスになれば、周りのレベルも上がります。そうなると、自然と刺激を受けて、自発的に勉強するようになるのでは…」とおっしゃってました。

 そうです。彼女がいます。彼女がうちの娘のやる気スイッチを押してくれれば…。

 常々、彼女のことは別格扱いしている娘ですが、彼女がどれだけ勉強してきたかは、小学生のころから聞き及んでいるはず。「○○ちゃんは、泣きながら勉強してるっていうで。あんたもやりな」と母親にいわれたことは、数知れない。その子と1年間、同じ教室で大半の時間を過ごすのだから…、と期待しています。

 そんな期待と裏腹に、ガッコから帰ってきた娘は例のごとく爆睡!!

 思いやられます。