眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

北の大地

 間もなく4月。受験シーズンも終わり、そろそろ結果が出そろってきている。娘のガッコも、廊下に合格者の名前が張り出されているらしい。今年は、昨年週刊誌にも取り上げられた医学部合格者がほぼ一昨年並みになり、東大は少々増えたものの、京大が半減で、総じて低調だったのかもしれない。ま、来年は浪人生が増える分、数字は伸びたりするんだろうけどね。ま、ガッコ全体も気になるところではあるが、所詮、入試なんて個人競技だから、4年後のいまごろ、そこに張り出されるように頑張ってはもらいたいと思う。

 週刊誌の方もそろそろ最終盤にかかってきた。今週は、旧帝国大学等難関国立大学の結果号。「一人まで掲載」というのが売りらしい。特に興味をそそる内容ではなかったが、表紙が土屋太鳳だったので思わずサンデー毎日を買ってしまった。

 ぱらぱらめくってみると、北海道大学のところに、県内の私立高校が10人も受かってて、結構、目立つところに掲載されている。よくみると、娘のガッコも、私の母校も、あっちの高校も、こっちの高校も、結構名前がある。数えてみると、県内の高校出身者26人。北海道大学の定員が2600人ぐらいなので、ちょうど1%ぐらいがうちの県を占める。って、ここ、近畿の外れでっせ?

 調べてみると、もともとの人口も少ないから、地元の阪大でも大体2,3%ぐらいしかいない。それにして、北大1%は結構高いなあ。次に遠い、九州大学東北大学はぽつぽつだからなあ、なにがわが県の若者たちを北海道にひきつけるのか、その辺はよくわからん。

 偏差値的なもんもあるだろうし、学部的なもんもあるかもしれん。ま、格安航空が就航して、下手すると広島とか静岡あたりにいくよりも札幌のほうが時間も費用もかからないからかな? 

 いずれにしても、あと4年。医学部志向が薄い娘は、どこかほかの県の大学に行く可能性が高い。その時、北海道という選択をしたとすれば…。そう考えれば、娘が地元で過ごすのもあとわずかなのかもしれませんねえ。うれしいような、寂しいような…。