眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

中2総括

 1週間余りの愛媛出張を終え、久しぶりに地元での生活に戻りました。この間、息子は小学校を卒業し、娘も学年末の面談などを終え、帰っててきた際にはすっかりダラーとしてました。

 娘の面談の際には、年に一度の5段階評価がつけられた成績表が渡されます。各学期の定期試験の点数を5で割った数値で80点以上あれば5というのが基準だと聞かされています。学年末試験まで数学が1点足らず、試験本番も撃沈した娘でした。が、通知表によると、81点。なんとか5をもらえたようです。その結果…。

 オール5。

 何させてもどんくさい娘が、体育まで5というのもなんだかよくわかりませんが、ずらっと5が並んでました。中高一貫校で高校を受験するわけでもなく、中学の通知表なんてなんの意味も持たないからなのか、先生ちょっと盛りすぎじゃないですか? 4月から市立中学に通う息子、1学期中間から高校入試に直結すると前の塾の先生に脅されていますが、なんならこの通知表を弟に分けてやってもらいたいと、下らんことを考えてしまいました。

 面談の席上、「相変わらず、勉強は家ではほとんどしてないです」と切り出した妻。それに答えた先生「うーん」と沈黙。「まあ、それだけしないと、親御さんとしては心配ですよね」とおっしゃいました。ただ、「4月からは最上位組ですから、周りのレベルが上がります。刺激を受けて、変わってくるんではないでしょうか?」と続けたという。

 へ? もう来年のクラスいっちゃっていいの?

 娘のガッコは、中3から2年間、上位45人強を集めた精鋭クラスを編成するとは聞いている。ネット上の噂でも、このクラスに入れば「東大、京大、医学部」に近くなるとも聞いた。だから、親子ともども、ここに入ることが入学後の一つの関門で、「今年ダメでも、来年こそは…」と思うものらしい。実際、10年前の実績なら、他のクラスでも十分に目標は達成できたかもしれんが、ここ数年の進学実績を見ると、このクラス以外だと厳しい感じはするなあ。高校入試がないとはいえ、子供たちの今の関心は入試並みにあるのかもしれないね。もちろん、親も…(うちはそれほどでもないけど)。

 あっさり、来年のクラスまで発表された個人面談。公立育ちの私など、新学期の始業式の一番の関心事はクラス分けだった。便宜上、A組とか5組とか名前がついていても、中身はほぼかわらんはずなんだが、それでもなんだか楽しみだった。来年も成績で決まるし、大体は見当がつくはず。なんだか、そのワクワクがないっていうのも、損な感じはするけどなあ。

 とにかく中2が終わりました。ガッコの方も大学受験をより意識したものに変わっていくはずです。入学したときは下位クラスで上の方を意識し、2年のときは、上位3組の中で上の方を意識してきた娘。トップを取りたいという気持ちは希薄だが、上の方にはいたいという気持ちが強い娘は、そこにすっかり収まっていました。学年順位にすれば、1年より2年のほうが上がってます。さて、精鋭組となる3年。そこでも、これまでの戦法が通じるのか? 先生がおっしゃるように、刺激を受けて変わるのか、そこが来年のポイントではないでしょうかね。