眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

小学生総括

息子、今日、小学校の卒業式に臨んだはず。私は、日曜日から愛媛に出張中で、この日を祝ってやれませんでした。しかし、この六年、様々な成長を見せてくれた息子よ、本当におめでとう。


    結果的には、中学受験には失敗しました。まだ、世の中の仕組みを知らない息子にとっては、苦い経験でしかないと思う。正直いえば、5年のとき、そのまま私立中学コースに残ってれば、嫌々ながらも勉強して、2番手、3番手など一定の評価が得られるような学校には行けたとは思う。

    ただ、市立中というのも悪くない。私の通った中学は、人種の坩堝だった。地元の名士、上場企業の転勤族、市役所や県庁の役人もいる一方、部落問題や在日関係も一部からむし、農家や商店、町工場の子、ホステス、ヤクザの子…。海が遠いので、漁業に携わる人は皆無だったが、市内にある産業のほとんどの子たちが集まってきた。今の自宅は中学校区でいえば、隣の学区。似たようなところはあるだろう。

  そういう交わりを嫌う人もいるが、揉まれるってことはそういうことだ。きっと、息子にはそれの方があってるはずだ。