眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

日本史A

娘のガッコ、学年末テストが終わったと思ったら、その答案より先に、新学期から使う教科書や参考書の類いを持って帰ってきた。各教科ともすべて高校のやつ。時間を有効に使うガッコの姿勢には相変わらず関心するが、さすがにそれくらいでは公立育ちの親もびっくりしなくなった。親も成長したことを実感するなあ。


パラパラとページをめくってみたが、化学とか生物とかやった記憶すら定かではないほどの内容。確かに授業はあったように記憶するが、先生の顔や名前すら覚えてないのだから、内容がわからんのも当然といえば当然だ。

まだ多少は記憶にある日本史の教科書には、びっくりした。日本史Aという名の教科書は、薄っぺらいし、ほぼ明治以後の内容しかない。だいたい、昭和と平成の間の高校の日本史なんてAだのBだのあった記憶がない。

調べてみた。ちょっとググっただけでは、変わったのはいつの頃かはっきりしないほど歴史は古い。少なくとも平成の一桁にはあったようだ。日本史Aというのが、地歴というカリキュラムの中の歴史分野の半分、日本史Bというのが昔からの日本史という感じだと分かる。入試で日本史のある大学を受けるとすると、Bの教科書をやらないと選択肢が狭まるようだ。

知恵袋にあった回答が興味深い。「日本史Aは、職業科の高校が採用するところが多い」。おそらく、商業科や工業科の専門科目との絡みで、社会科の時間が減らされてるんだろうな。

しかしね、娘のガッコ、仮にも県下有数の進学高校。知恵袋にある「あ◯高校」とは言い難い。日本史Aでは、困る生徒もたくさんいるはずで、実際、日本史Bが課せられている有名大学進学者は多数いる。抜かりはないとは思うが、興味深い話ではあるなぁ。