眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

予想外

   昨日、不合格通知が配達されたとき、私は仕事で家にいなかった。が、その瞬間を妻が携帯動画に撮っていたので、息子が寝てからじっくりみた。


   インターホン越しに郵便屋さんを確認すると、「来たー」と玄関に走っていく息子。印鑑押して、手にした瞬間、「なんかペラペラ、やばいかも」。急いで封を切り、「不合格」を確認したら、ぽつりと「まあ、補欠もあるけどなあ」と言いってうなだれていた。息子にとっては、全くの想定外の出来事だったみたい。何を根拠に合格を確信していたのかは分からん。結局、この日まで志望校のホームページにある解答も見なかった。自信ありまくったのかなあ?

    塾の事務員さんに結果を報告すると、次から次へとお世話になった先生方から、電話があったらしい。「何が足らなかったのか、私たちもわかりません。原因を探して見ます」と言われたらしいが、親としては何が足りてたんか、不思議だ。勉強量もやる気も気概も足らなかった。納得の結果ではあるのだが…。

   最後に「私、個人としては2月2日を待ちたいと思います」とおっしゃる。その日は、補欠合格の連絡日初日。そんなに期待してよかったの? と、予想外の言葉に、こちらがビックリだ。

   息子は、すでに3年後の高校入試でのリベンジを誓った。補欠合格もあてにはしてないだろうが、そこまで言われたら、ちょっと気にはなるなあ。