眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

チョンボなのかな?

 朝9時過ぎ、妻から電話があった。大体はLINEで連絡がくるので、何事か?と思う。

 「小学校から電話あってねえ…」

 前日学校帰り、うちの息子、インフルエンザで休んでる友達宅に見舞いに行ってきたらしい。心優しい子と感心する反面、「お前、週末入試やで」と思ったのは確かだった。それがあっての学校からの電話、熱でも出たか?と、緊張が走る。

 妻「隣のクラスがインフルエンザで学級閉鎖になるんやけど、受験を控える身なのでどうしますか?って、先生いうんよ。それで、そのまま授業受けさせてください、とはいうたんやけど、それでよかったかな?」

 私「ええんちゃうん。みんなどうすんの?」

 妻「明日の県中受ける子は、はじめからみんな来てないって」

 

 様々な考え方があるだろうが、受験生が試験前に学校を休むのは知っている。私立受験者の中には、今週半ばに3学期初登校っていう子がいてもびっくりしない。まあ、私立は連戦もあるからねえ、それでなくても合格、不合格が連日のように出て子供の精神状態が心配なのに、体の方も…となると、親も正気ではいられないかも。娘の時も前日だけ休んだような記憶があるが、今回は1日限りだし…、と思って、普通に登校させていた。うちは、建前でも、学校は義務、受験は私用と思ってるし…。

 いや、親の考えはわかった。でも、学校の先生が「帰ったほうがいいんじゃないの?」みたいな話になるのがびっくりだ。いや、お気遣いはありがたい。この何かといわれる世の中で、法律とか建前とかを通り越して、よくぞ電話してくれたとも思う。が、それをさせてしまう中学受験の在り方って、やっぱりおかしい気がするな。

 ま、これで、熱でも出たら、親のチョンボなのかもしれませんが…。