眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

いざ決戦

 テレビのニュースでは、今日明日のセンター試験が無事に行われるか、というより雪で遅れの出そうなとこはどこかを必死に探しているような感すらあるが、きょう14日は関西私立中学の統一入試日でもある。関西の中学受験界でも、今シーズンの最大の山場を迎えた。うちの県の私立もすべての学校で今日、前期試験が行われる。息子の試験まではあと1週間あるが、なんとなくそわそわ気分だ。

 きょう、いとこが娘のガッコの入試に臨む。そして、午後9時からネットで合格発表がある。ほかの学校はどこを受けるのかは知らないが、昨日現在で結果を聞いていないので、おそらくそれが息子にとって初めて身近な人の入試結果を知ることになるだろう。週が明けると、学校のクラスメートの合否があらかたわかるはず。まだ後期試験に臨む者もいるし、肩の荷が下りたものもいるはず。みんなハッピーな結果であるとは限らない。その現実をみながら、週末の試験に臨まなければならない。そういった時の小学生ぐらいの子の精神状態ってどんななんだろうか?

 息子、前にも書いたが最近、よくしゃべる。おそらく迫りくる試験への緊張感もあるのだろう。生まれて初めて大きな関門に臨むのだから致し方ない。表現の仕方はいろいろあろうが、うちの子も人並みだと思って安心した面もある。

 入試は、ペーパーと面接の二本立て。ペーパーのほうが断然ウエイトが高いとは聞いているが、面接のほうもまったく対策ゼロとはいかないだろう。塾でもらってきた想定問答集とやらを、正月からこつこつやるように言っておいた。が、昨日現在、約90問中、30問も出来てないことが判明した。初めの方は、名前と受験番号をいうやつとか、自分の長所について、志望動機など、その場でいわれても何とかなるものも多い。が、後半、南海トラフ地震がくることにどう対応したいですか、環境問題に対して自分がしてることはなんですか、ボランティア活動についてどう思いますか…、と、作文の課題と合わせたような問題が組み込まれている。これまで2週間で簡単なものも含む30問、あと残り難しい問題ばかり60問、どうやったら終わるん?

 正直、腰砕けになりました。しかも、ほかの勉強で忙しかったので…、というなら話は別だが、30分ほど前に自室に入ったと聞いたので見に行ったら、「いま、休憩中」というし、さらに15分ほどしたら区切りついたとか言って出てくる。そして、テレビやスマホ、1時間。一体、その45分、どんだけ鉛筆握ったんだろう?

 試験一週間前にもかかわらず、「テレビは22日からも面白いけど、勉強は21日以降にしたってなんの役にも立たん」と当たり前のことを言った。

 週明け、クラスメイトの合否を目の当たりにすれば少々変わるような気もするが、いかんせん遅すぎるのかもしれないなあ。