眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

いとこからの電話

  土曜日現在、娘、期末テスト二日目終了、残すところあと2日。息子は、入試まであと50日を切り、この日午前中にあった塾のガイダンスで、最後の塾長のハッパをかけられてきた。


  どちらも勉強しなければならない時期だが、姉はガッコから帰ってきて、スマホいじって、例のごとく爆睡。「日曜にやるからええやん」と言いつつ、ノート1枚開かなかった。
   弟は、とりあえず起きていて、申し訳程度に勉強したあと、5時から塾に行った。ま、受験と高校入試のない中2の期末テストでは、気合いの入りかたも違うのは仕方ない。ちょっとは弟のほうが、勉強してるのは確かだろう。ようやく緊張感が出てきたのだろうか?  息子、頑張れ!

    その息子が申し訳程度に家で勉強していたときに、叔母から娘あてにLINEが来た。「聞きたいことあるんだけど、電話していいかな?」。娘、爆睡中。スマホ禁止中の息子は、見て見ぬふりをしていたようだ。

    それから2時間ほどして、夕飯どきなので、娘を叩き起こす。起き抜けにしたことは、まずLINEチェック。ようやく叔母からのメッセージに気づく。滅多にないLINEだから、即座に返信。また、即座に電話がかかってきた。

   要件は、ガッコから最寄り駅までは、実際何分かかる?との問い合わせだった。確かに、学校のホームページにある最寄り駅からの時間なんて
、より遠くから生徒を集めようと、少なく書きがち。そこで、実際はどうなんか、聞きたかったそうだ。

   そこで、疑問? なぜ、この時期にそんな問い合わせ?  もう志望校もあらかた決まってないとおかしいし、いくらガッコがサバ読んでたとしても(実際、読んでないらしいが)、行く覚悟があるから、うけるんだろう。あの子の家からの時間を考えれば、5分や10分は誤差の範囲だろ? 駅から10分なら受けるけど、15分ならイヤ、みたいな話にはならんと思うが…。

   聞くと、翌日、ガッコの校舎を借り切って、塾主催の学校別模試があるらしい。そして、午後からは、別の模試。自宅から南に1時間半かけて模試を受け、終わった後は北に向いて自宅を通り越してさらに30分くらいかかる会場に間に合うための電車は一本だけ。試験終了時間と発車時間は15分。ガッコのホームページは約10分とある。それで、正確な時間が欲しかったんだという。

   娘、息子、いとこは頑張ってるぞ。それに比べて…とは、いいたくないが、言えてきた。お前ら2人合わせてもいとこに勝たれへん!