眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

怖いものみたさ

 先日の学校説明会の門前で某塾の公開県中模試の案内をもらってきていた。息子の通う塾は県立中専門みたいな塾だが、あちらは県内最大手。私学受験では圧倒的な人気と実績を誇る。近年、県立中にも力を入れているようで、宣伝も結構派手だ。

 ま、うちとしては、現在の塾に不満もないし、県立中に関してはあちらよりノウハウも実績も上だとは思っている。模試に関しても、私立中第一志望の子も多数受けるあちらのものより、純粋に県立だけを目指している子だけが受けるこちらのほうが正確だとも思う。

 が、こちらの塾。得点と偏差値ぐらいは出てくるが、合否判定がない。姉の私立受験の時は、80%圏とか50%圏とか出てきて、それが視覚的に訴えかけてきた。が、300点とったらどれぐらい受かるか、偏差値60ぐらいだったら合格できるのか? 予想はするものの、それがあっているかどうかの自信は全く持てない。

 うちの県の県立中は、「不思議な合格者もいるし、不思議な不合格者もいる」と呼ばれるらしい。私立の場合、大体偏差値でランク分けされて入試に臨むので、高い確率で事前に合否が判定できる。ボーダー付近は別として、余裕で受かる、箸にも棒にもかからないレベルと判定されたら、ほぼ100%に近く塾の予想は当たるという。が、県立の入試は毎年「あの子が…」というフレーズがいいほうにも悪いほうにも使われるらしい。作文の出来不出来や、記述式にあう、あわないという側面があるからだというが、塾の先生曰く「人生の中で一番予想できない入試が県中入試」らしい。

 そういう事情があるからか、こちらの塾では、A判定も80%判定も見たことがない。一応の目安として、学力的には業者テストで偏差値60を超えると学力的には合格の可能性が上がるとは聞いたが、それとて…。

 が、あちらの今回の模試、合否判定が出るとチラシにあった。

 うーん、どうなん? 実際、うちの息子、受かるん? 受からんの? Aなん? Bなん? 80%? 50%? 20%? 頭をめぐる。

 でもね、試験日が12月半ば。これでDとか出たら、きっと立ち直れないよね。Aとかだったら、自信はつくけど…。

 その結果、見たい気はするけど、見たくない気も…。ほんと、塾って商売上手よね。