眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

塞翁が馬

 娘も中学2年生の冬を迎えようとしています。もし、中高一貫校に進んでいなければ、そろそろ高校受験のことが気になるころなんかな? 我々の世代と違って、公立高校入試でも最近は内申点が点数化されるから、中1でも受験は気になるところかもしれない。が、うちの娘、6年制の下から二番目、大学受験を意識するにはまだ現実味もなく、かといって入学した時のフレッシュな感じもない。これが、世にいう中だるみの期間なんかもしれん。

 娘のガッコ、来年から高校駅伝を目指す陸上部を創設するらしい。娘のガッコの高校からの入学組は、昨年まで、野球部のためのスポーツコースと、中高一貫組との学習進度の差を1年で埋め、2年時に合流する編入コースだけだった。今年も募集要項には、同じカリキュラムのコースしかない。が、小さく編入のところに、「長距離走に秀でたものを若干名とる」と書いてある。

 本来、編入生は、仮にも県内トップの進学校に割りこんでいく猛者たちのはず。だが、近年は定員に対して、専願者は下回る。併願者を入れても、競争率は2倍程度だ。少子化に加えて、県立中学の創設や隣県の私立高校無償化の影響などもあるんだろう。それならば、一芸に秀でた生徒をとらんとする学校の姿勢もわからんではない。が、駅伝チームって調べたら7人はいるらしい。駅伝部の補欠なしでも15%程度の定員は埋まってしまう。実際、どれだけの人が来るのかは、来年になってみないとわからんが…。 

 というのも、うちも中学受験を悩んでた頃、「高校からでええんちゃう?」と思ったことがあった。まあ、もろもろの事情で、中学から行くことになったんだが、もし、高校からと決断していたら…。来年も確実に15%程度の駅伝部員は入ろう。もしかしたら、もっと多く取るのかもしれない。ひょっとしたら、来年からは編入コースの募集自体がないかもしれん。実際、洛星とか完全中高一貫にシフトしているところもあるからな。

 

 来年は娘のガッコがどうなるやもしれんが、うちとしては、志望校でやきもきすることはないことだけは確か。ま、塞翁が馬としか思いようがないのだが…。