眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

願書がうちにやって来た

   先日の塾の合宿の塾長講演で、県立中学の募集要項を手に入れた家庭が多いことを知った。少々出遅れ感を感じた我が家。たまたま平日に休みが取れたので、要項をもらいに行くことにした。直接もらうなら、一番交通の便のよい県庁内の教育委員会へ行くのが距離的にも手っ取り早いが、どうせなら志望校の方が値打ちがありそう。私の母校だから、校内探さなくても、事務室分かるし、県庁ウロウロするよりそちらの方が早いかもしれないという判断もあった。


   とはいえ、事務室なんぞ20数年行ったことない。変わってないかな?と、不安だったが、思ったところにあった。校内には、五分くらいしかいなかったが、なんとなく受験生の親気分盛り上がったなぁ。もっとも懐かしさの方が上といったら、受験生の親、失格かしら?

   要項の後ろには、願書とかそれ専用の封筒とかも、綴じられていた。直ちに書かずに、時期が来たら塾から指導があるので、それまで待て、と、塾長は言ってた。なんでも、子供に切手を貼らせるとか、封筒に糊付けさせるとか、願書を作成するにも儀式があるらしい。

  娘の時は、試験日に塾生が近くの席に座れるよう塾でまとめて、先生がガッコに出して来てくれた。だから、そういうしきたりには馴染みがない。いろいろあるんだねぇ。

   いずれにしても、願書がうちにやって来た。親の気分は、少々盛り上がった。学校から帰ってきた息子に、
「要項を◯◯(志望校)でもらってきたで」と言った。

息子「そ」

素っ気なく返事しただけで、封筒から出そうともしなかった。まだまだ、こやつの気分は盛り上がらんようだ