眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

オチテシマエ

  今日、息子、塾の合宿。朝9時から、明日の晩まで、勉強漬けの2日間を過ごす。午後8時から、参観授業があり、会場の隣町のホテルまで行ってきた。参観の前には塾長の講演もあり、今後の方針や受験の手続きについて、約30分話した。まあ、具体的な受験の話は、明日、息子が帰ってきてからの話も聞いて書こう。

  
    塾長の決意を示すたとえ話として、「正直、受験前にはうちの塾の子以外の子は、受験の時、風邪ひいてしまったらいいのに、とさえ思う。それだけ、私たちは、一生懸命お子さんとともに、あと三ヶ月を乗り切ります」と、おっしゃる。もし、これが政治家の講演だったら、大問題、失言、暴言だとバッシングされそうだが、話を一部始終聞いてた私たちは、少々頼もしくも思った。

   ただ、この日の参加者だけで、県立中の定員はほぼいっぱい。全員が受かる可能性はほぼゼロだ。塾長「我々の最大の目標は合格、最高の目標は子育て」と説明する。暗に落ちても、子育ての肥やしにはなるといい、その辺にビジネスの世界においがプンプンした。

    この日、終了時間より早い目に出た私たち。駐車場の奥に留めていたマイカーだが、その前の通路に一台のクルマ。おかげで都合4台が出られない。ホテルのフロントに連絡したが、なかなか来ない。まあ、参観に来た親だとは察しがつくが、10分程してようやくやってきた母親だが、頭を軽く下げ、そそくさと空いたスペースにクルマを移動するや、スマホいじりだす。

カチーン!

嫁が切れて、注意をうながす。
その母親曰く、「だって停めるとこないから、仕方ないですやん!」
私も切れて「それやったらクルマ乗って空くの待て!ボケ!」と、ついつい、いってしまった。

塾長のいう最高の目標もこの母親では…。塾長の口の悪さを見習って、彼女に送ります


オチテシマエ