眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

余計なこと

   うちの県の県立中入試は、私立の結果が出そろってからの試験日。よって願書を出しても第一志望の私立に受かった子は、試験を受けない子もおおい。その数、例年約50人。結果、出願倍率から0.5、下手すると1倍近く競争率が下がるんだとか。そりゃ、チャンスは多い方がいいし、受験料も私立の10分の1だから、出願だけでもする人の気持ちは分かる。


    しかし、不思議なことに、毎年、補欠合格者が数人出るらしい。公立だから、合格者はきっちり定員。私立はすでに入学金も払い込んでるような時期に、誰が辞退するのか。答えは、県内トップの私立合格者しかいない。他の学校は、その日、オリエンテーションと言う名の拘束日になるからだ。塾の塾長の講演では、名指しは避けたものの某塾では実績をあげるために、そういう受験を暗に奨めるという。某塾ねぇ、あの学校に大量に受かるのはあそこしかないけど…。

   まあ、県立中御用達、そのへんのことは織り込み済み。受験した人数の実質競争率よりさらに追加合格を織り込んだ超実質競争率もみたことがある。いやー、頼りになるわ。

    が、今年から、私立2番手校がオリエンテーション昼から実施するらしい。午前中で試験が終わる県立中受けられるようになる。世間の評価では、県立中よりランク上だけど、ここ数年の進学実績は似たり寄ったり。さて、どうなる?

   まさに、寝耳に水。さすがに御用達塾もデータはなかろう。2番手ほんま、余計なことしてくれるわ。