眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

残されたもの

  雨の予報を覆し、息子の学校の運動会が無事終わった。2学期の始業式から、修学旅行と運動会の準備をこなしつつ、塾も日曜特別講習が始まった。いそがしすぎる一カ月がようやく終わった。


   運動会については、息子の一生懸命な姿はなかなか感動的ではあった。というより、校長の挨拶も、児童代表の宣誓も、放送委員のプログラム解説にも、「6年生は最後の運動会だから…」の文言があり、なんか、感動の強要を受けた感もあるのだが…。

  考えてみれば、娘の幼稚園の運動会から始まって、10年。昼休みに家族で弁当食うような運動会はこれが最後になる。飛んだり跳ねたりする息子を見ながら、年月の流れの速さに圧倒され、少々感傷的にもなった。嫁も何日も前から弁当の段取りをすることもこれで終わりで、晴れやかな気分になっていた。

 修学旅行もすでに終えているので、今秋は遠足もない。学校の大きな行事は、お別れ遠足でUSJに行くのと、卒業式ぐらいだろう。大体の受験小学生はそうなんだろうが、あと何日とかいう言葉が塾でたびたび話題となる一方、学校では運動会と修学旅行という2大行事をこなさねばならない。楽しみでもあるが、しんどくもある。中には、「なければいいのに…」という親御さんのブログもみるが、受験のネックとまでは思わない。でも、その難関を過ぎてしまった我が息子、さあ、受験の方にも身を入れてもらわねば…、と思って、声をかけた。

 私「運動会も終わったし、修学旅行も行ったし、2学期の残りにやることは分かってるよな」

 息子「えーと、10月の全校集会の発表!!」

 知らんがな、そんなもん。

 

 そういったら失礼なんかもしれんが、まだまだ受験勉強に身が入らないのかしら?