眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

9月病

 空手の練習の帰りの車内で、息子がぽつりと言った。

「今度の県中模試、半分以上取れなかったら、塾辞めるわ」

 新しい塾に行きだして約半年、初めて「辞める」と言い出した。

 息子の言い分、

「この時期でそんぐらいとれへんかったら、見込みないやろ」

 模試の難易度がどれぐらいのもんに設定されてくるのかは見当がつかないが、まあ、半分とれなかったら、本番でもまず受からんわ。言い分、ごもっとも。

 「じゃあ、あんた、限界まで勉強したん?」

 というと、

 「した」っていう。

 「夏休み、325時間勉強するのが目標の塾で、200時間切るぐらいしか勉強してないのに、したん?」

 「…」

 まあ、今週はイベント盛りだくさんだし、そろそろゲームの虫がうずいてきているのも確か。夏休みが終わって、塾もそろそろ受験、受験と言い出しているし、精神的なプレッシャーもかかってきた。今週末から11月の半ばまで、日曜日は塾のスケジュールでいっぱいだしね。

 ただの気の迷いとは思うが…。昨年はこの時期に塾辞めたしなあ。5月病ならぬ、9月病なんか?

 こちらとしては、今月末の模試で頭打って、やる気スイッチオン!! しか、逆転の望みはないと思ってたのに、それをやめるきっかけにしようとは…。

 小4のころ、空手やったら少々精神的に強くなると思ってはじめさせたんだが、こっちの方も伸びてないなあ