眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

公立高校

甲子園代表が続々決まっています。娘のガッコは、残念ながら準々決勝で、後の代表校に完敗しました。今年は寄付金もなく、夏休みの予定も立てやすい年になり、うれしいような、ちょっと寂しいような…。


まあ、うちの県の場合は、平成になってからでも、21世紀になってからでも、7,8割型、娘のガッコが代表だけど、ここ5年に限れば2回だけで4割に下がる。栄枯盛衰は常ではあるけれども、この間に何があったかというと、高校無償化なのだ。つまり、公立に行けば0円、私立に行けばカネがいるわけだ。いや、それ以前から私立は公立よりカネがかかるとはいわれてたし、その差はきっと無償化前と変わらないのだとは思う。が、10万と30万の差と0と15万の差は、特に関西人にとっては大きいだろうな。

そして、うちの県の代表は、私立2回、公立3回。そして、100校を超える兵庫県では今年も公立が代表。しかも、決勝戦は公立対決。ついでにいえば、過去5年で2校目。報徳学園、育英、滝川、東洋大姫路神港学園滝川第二神戸国際大附属、神戸弘陵関西学院、…。私立強豪校と呼ばれる学校は数多あるのにである。

一方、隣県大阪は、履正社が有力。これを書いている時点では、ほとんど公立高校は残っていない。大阪府民がかねもちで、兵庫県民が貧乏というわけではない。大阪府民が教育熱心で、兵庫がそうでないっていうわけでもない。ましてや、ケチさ加減では全国的に名が通っているのは大阪の方だろう。しかし、大阪、私学もタダなんだよね。

 個人的にはそれが一つの原因ではないかと思っている。

 勉強の方でも、日比谷高校が何十年ぶりかで東大ランキング50人超えとかいう話もあった。特色ある教育が私学の強みではあるが、カネがかかるのも一つの事実。公立高校の復権というのは、野球においても、勉強においても顕著になってきたが、それが親の懐事情なら、政治に問題もあるだろうな。