眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

がり勉君たちの夏

 プールとか部活とかで真っ黒に日焼けする普通の高校生、一方、がり勉君たちは図書館で寸暇を惜しんで勉強するため、青っ白いままというのが、マンガの世界のいかにもあるような設定だ。

 娘のガッコ、順調に甲子園予選を勝ち進んでいます。今日の試合も勝ち、明後日に準々決勝、一日あいて、甲子園まで連戦が続く日程。明後日の相手は選抜出場校だけにどうなることか予測はつかないが、とりあえず真夏の太陽の元、3試合は観戦するわけだ。

 うちの県の球場は、最寄の駅から30分以上、歩かなければならない。球場前まで行くバスもあることはあるが、本数が少なく、しかもこの時期だけ一般客も乗り込んで大混雑する。下手すると、積み残しということにもなりかねず、残されたら遅刻は必至ということで、大概は球場まで歩いているみたい。球場に着くまで30分、そして試合が2時間、帰りに30分、炎天下にさらされるわけだ。もちろん、最寄駅から家までも何分かは外にいるだろうし、4時間近くは日にさらされる。海いったって、なかなかそんなに日差し浴びないよ。

 そう、うちの県のがり勉君たちの巣窟と思われている娘のガッコは、結構、日焼けしてるんだ。なかなか健康的でいいんちゃうかな? 先日、某教育サイトの書き込みで「熱中症で倒れる人、続出の野球応援が恐怖」みたいなことが書かれていたけど、毎日、ガッコの校門から校舎まで急な坂道を10分ぐらいかかて上がって行っている生徒たちは案外タフなんだよね。娘曰く、「倒れた人ってあんまり聞かんな。嫌がってる人はいるけど…」。まあ、それだけでも、娘の足首にはソックスの日焼跡がついてましたけど、野球応援のあとははっきり日焼けしてるわ。

 ただ、応援の回を重ねるごとに娘の横顔を見ると、くっきり眼鏡のつるの日焼跡が…。そうだ、娘のガッコ、メガネ率高いわあ。きっと、みんな、メガネのつるの日焼けするんやろうな。この辺が、がり勉君の巣窟らしいといえばらしいけどな。