眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

頭のいい投手

昨日、娘のガッコ、甲子園予選の初戦に臨みました。今年も新聞などの予想では、優勝候補本命。ただ、自他ともに認める弱いチームらしい。昨年ほど、期待はしない方がいいのかも? 事実、今日の試合も、1年ばかりのチームに結構苦戦してましたし…。

 うちの県は、地元テレビ局、ラジオ局が全試合を生中継する。甲子園中継と同じくスタンドからレポートもあり、生徒会長してるとか、中学からのバッテリーだとかいうちょっとした情報も披露されたりする。今日の試合の先発投手の豆知識として、実況アナが披露したのは…。

 マウンドの○○君は、中学時代は頭のいい子でして、△△高校を志望してたそうです。そこを監督に誘われて進学してきたらしいです。

 昨年の甲子園出場校の偏差値ランキングというのがあった。1位は清宮クンの早稲田実業、そして2位が娘のガッコだった。確か数字的には70を軽く超えていたような…。県内高校の偏差値表を見ても、ダントツトップなんだが、そこを捕まえて、頭のいい子が、△△高校へ行く?

 まあ、からくりはよくある通り。推薦としてとる学校もあるし、コース分けしてるところもあるが、学校としては文武両道だけど、やってる生徒は別道ってこと。おもしろいことに、ガッコの野球部は、東京六大学関西学生野球に幾多の選手を送り込んでいるが、東大や京大にはいまだ進学ゼロ。去年まで京大野球部にガッコ出身の子がいたらしいが、高校時代は野球せずなんだわ。

 まあ、ガッコの校長も「勉強で東大を目指すのも、野球で甲子園優勝するのも、その道のりの厳しさは同じ」と常々おっしゃってますから、公立高校を基準にして、ずるいとかずるくないとかの議論はかみ合わないだろう。あれもこれもやるのも青春、専門的にするのも青春。生徒たちに罪はないしね。ただ、それをテレビでいわれちゃうと、あちゃーみたいな感はあったな。いわば、公然の秘密みたいなもんだし。

 追伸 その△△高校、息子の志望校。そんなに賢いんか?