眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

この街の課題

 地方都市における中心市街地の活性化について、これまで議論は多々行われてきた。が、決定的な方策は少なくシャッター通りとなっている商店街は全国に散見される。こと、我が街においても同じ。多くの街が県庁所在地の名のついたターミナル駅を中心に商業地が開けているのだが、我が街においては、JRと私鉄のターミナル駅に少々、そしてその中間ぐらいに最大の商店街がある。が、その規模が小さいため、全ての市街地がシャッター通りとなっている。

 うちの娘、昨日、友人たちと私的な勉強会を開いた。当初、市民図書館という話もあったのだが、市外の友達も参加するということで、急きょ、駅の地下にある某ファミレスにて開催という話になったのだそうだ。昭和の学生にとっては、仮にも県都の玄関口にあるレストラン。大学前みたいな駅ならともかく、1時間もすれば追い出されるのだろう、と予想していた。まあ、そのレストラン、ググってみると、他のチェーンと比べて勉強については緩いみたいだが、それでも追い出された、って話は結構書いてある。そう、仮にも日曜日、駅の近くには県内随一の百貨店もあるところだ。朝から晩まで、1000円やそこらの飲食代でおいてくれるわけがない。ま、それも社会勉強よね。と、高をくくっていた。

 が、娘、午前9時過ぎに家を出てから、帰ってきたのは午後5時半。朝から晩まで、1000円足らずの飲食費で勉強してきました。聞くと、朝いちにドリンクバーを頼んで、後ろの席の集団が店員に退場を命じられたのを察して、昼食にドリアを注文した。その後もちょこちょこと注文したが、3人で3000円を少々超えるだけの金を払って店を後にしたらしい。

 

 まあ、世間知らずの子供たちが、ご迷惑をおかけしました。と思ったら、ほかにも3,4組、勉強組がいて、そのほかの客となると、ほとんどいなかったという。

 決してほめられた話ではないけれど、日曜日にそれが許されるような客しか来ない駅地下レストラン。ちょっと、行政も考えなあかん時に来てるよ。