眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

日本の国力をあげるには…

 先日の娘のガッコの学級懇談会で、担任の先生はこういった。

「昔の人はほとんど歩く事しか移動手段がなかった。今は車とかで移動できて、快適ではあるが、きっと昔の人ほど足腰は強くないだろう。勉強に関しても、同じ。スマホとかパソコンとか簡単に物事を知ることができるようにはなったが、子供たちにとってそれがいいのか悪いのか?」

 確かにねえ、娘の勉強スタイル見てても、わからんことがあったら、すぐウイキペディアか知恵袋開いてるよ。言葉の意味一つとっても、広辞苑ひっぱり出してきて、あの分厚い中からたった一語を探し出す行為そのものが記憶につながり、知識の蓄積へとつながった。今や、スマホに「○○の意味を調べて」と話しただけで、その意味が出てくる。ちらっとみて、なるほど、で終わり。便利なのは便利だけど、はたして学力的には…。

 そうだよな。娘なんか、友達がガッコ休んだ時のノートを、写真で撮ってラインで送ってる。昔は、ノート借りて、それを写してっていう方法しかなかった。もちろん、その写真を見て、ノートに写せば同じことだが、分からん時にスマホ見ればいいや、となったら、確かに記憶の蓄積にはならんだろうな。ゲームばっかりしてる息子の場合、ストレートに怒れるが、「勉強でいるんよ」といわれて、何となく納得していた娘の場合にも大きな落とし穴があったことに気付かせられた。

 その後の個人面談で、「もう、スマホばっかりして、勉強しないんです」と、いったうちの妻。

娘のことはほどほどに、先生とスマホ談義に花が咲いたという。

 

 妻「まあ、スマホは便利ですけど。中高生にスマホさせなかったら、日本の国力上がったりするんではないでしょうかね」

 先生「おっしゃる通り!!」

 壮大な実験してみる価値はあるのかな? 実現不可能ではあるが…。