眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

反動

 昨日、塾の全校合同勉強会。「チャレンジ勉強会」略してチャレ勉というらしい、このイベントは、県内各教室の生徒が一堂に会し、自習するもの。朝10時から午後4時まで、机に向かって勉強する。講習なんかでは、先生が勝手に前で話しているし、座ってれば時間は過ぎるが、こちらはそうはいかない。ポーッと時を過ごすには長すぎ、暇をつぶす先生の話もない。自らがやるべきことをしなくてはならない、息子にとっては初めての経験だ。

 本人曰く、この日は、算数中心に自習。三角形の角度については、完璧にわかった、という頼もしい言葉が出た。確かに授業を聞いているときは、隣の子を意識することはないかもしれんが、自習となると、隣の子が何をしてるのか、家での勉強姿勢がどんななのか、考えることがあるのかもしれない。まあ、その辺は受験のプロが長年培ったノウハウ、全くのお祭りではないということは分かった。

 が、途中休憩はあったものの、周りが勉強モード一色の中で六時間過ごしたことは、息子にとって試練だったのかもしれん。迎えに行ってから、夜寝るまでしゃべりっぱなし。その日の勉強会の話もあったが、しょうもないアニメの話とかゲームの話とか、自分の引き出しにある話題をすべて話しつくすって感じだった。

 「お前、6時間、黙って勉強するん、そんなに苦痛だったん? 六時間分とりかえすつもりでしゃべってるん?」と聞いた。

 息子「うん」

 反動ってすごい