眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

宿命のライバル

 娘も新しいクラスになり、少しずつ顔と名前が一致してきている様子。クラスには、学年2位、3位と呼ばれる子がそろっており、昨年どうしても抜けなかった同じクラスだった子と合わせても目標とすべきライバルがそろっているらしい。お互い切磋琢磨して、高みを目指してもらいたいもんだが、心配性の娘は「絶対かなわん」と言っている。

 その学年2番だか、3番だかの子は、幼稚園の同窓生らしい。もちろん、昨年もカシコ組。娘は前から知っていたらしいが、こちらは初耳だった。幼稚園時代に同じようにお絵かきしたり、滑り台で遊んだであろう子供たちが小学生6年の時を経て、同じ学校に。そして、まだ5年先の大学入試を目指していると思えば、なんだか感慨深いものがあります。

 そんな話をしていたら、娘、戸棚の奥底から幼稚園の名簿を持ち出してきた。「ここに名前があるでしょ」という。続けて、ここにも同じクラスの子、これは隣のクラス…。けっこうな数の名前を指さし、ガッコの同級生を教えてくれた。よう考えてみれば、この幼稚園の娘のガッコへの進学率って結構高い? うちは、前のお兄ちゃんが行ってて、その同い年の弟君と同じとこに通わせたいという理由だけで選んだのだが、みんな、そこまで考えて幼稚園も選んだのかしら? 多分そうなんだろうな。今更ながら、ちょっと恥ずかしい。

 その名簿の間から、当時の連絡網が出てきた。よく見ると、うちのいっこ上、件の2番ちゃんやんか。ということは、うちにも何度か電話してきたことある? ほほー、これは宿命のライバルですな、と勝手に決めておきました。