眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

数学Ⅰ

 3月。娘のガッコも学年末試験が終わり、残す行事ごとは個人懇談だけとなったようだ。公立中学ならそろそろ卒業式の練習なんかも入ってくるし、春休みを目の前にした消化試合みたいな時期だったと記憶する。

 が、試験が終わったその日、配られてきたのが、新中2の教科書販売のおしらせ。おそらく、娘のガッコでは、ほとんどの教科で中学の教科書っていうのは、1年生の初めにもらってきていたはず。副教材というか、メーン教科書というか、その手のものを含めて…。

 大体、教科書なんてタダなはず。最近の小学生の教科書なんかには「教科書は税金でまかなわれているから、大切に使いましょう」みたいな文言が入ってるから、中2の教科書になぜ金がかかる? とも思った。まあ、「副教材」みたいな教科書を買うんだろうと思って、眺めてみた。

 目録に「数学Ⅰ」(数研出版)っていうのを見つけた。我々の世代と数学の科目わけが違うようだが、ウィキによれば、数学Ⅰだけは、1960年代から続く由緒ある科目なんだとか。「数Ⅰ」なあ、あったよ、あった。なんだか、懐かしくもあり、苦しんだ高校時代を思い出す。

 え、そういえば、数Ⅰって、高校やんな。そりゃ、教科書に金いるわ。でも、娘、4月から中学2年。私学が先取り学習することは、頭では分かってたけど、もう高校分野? なんだか、驚きを禁じえません。

 のんきに「今度のテスト、○番取ってこんかったら、晩飯焼肉の肉なし」とかいうてますが、もう、知識ではかなわんところにきているのかも。あんまり、偉そうなこと言わんとこう、と心に決めた一瞬でした。