眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

頭痛の種

 関西の中学受験はひと段落し、結果にかかわらず、ほとんどの子供が来年春から通う中学が決まったのではないだろうか? ということは、すでに何十万にならんとする金を学校に払い込んだということになろう。

 うちの娘のガッコは、合格発表のあった次の日中に、入学金と制服などの費用30万そこそこを払い込んだ。その日、母子は県外に記念受験にいっており、私が銀行の開店前に並んで一番に振り込んできたのでよく覚えている。開店前に並んだのは、合格してうれしいとかではなく、その日の出張の予定を2時間遅らせたので、少しでも早くと思ったからなのだが…。

 そして、制服採寸やオリエンテーションとかいう行事も終わり、迎えた入学式。感慨深いものもあったが、帰ってきた妻がぽつり。

「思ったより、金かかる」

受験情報誌などによると、授業料○○円、あと諸費あり。ぐらいにしか書いてない。入試要項には、さきの30数万のことしか書いてない。

 そして、もらってきた学費計算書のようなもの。諸費にあと十数万いるではないか。昔から、このガッコ日本で有数の授業料の安さは有名で、コストパフォーマンスに優れていると雑誌にも書かれるほど。が、近年、少子化の影響と高校無償化のどさくさに紛れて、かなりアップしたのは聞いていた。が、月々4万切るぐらいと思っていた教育費が1万以上多くかかることが分かって愕然とした。ことここに至っては仕方ない。こういう情報って、きっちり書いてよね。

 ま、合計すると、他県の学校よりはかなり安いけれど、自分の県の学校と比べると、大差ない。ってことが、入学式の日にわかりました。

うちの嫁、「私立行きたいんやったら、難しくてもここしかない。安いとこしかいかせへん」と娘には、はっぱをかけてきましたが、大前提がくずれてしまった瞬間でした。