眠り姫とゲーム狂の受験日記

小学校の卒業文集に「東大、京大に入る」と書いた娘と、それを鼻で笑った父親の大学入試までの日記。それにつられて、「俺も京大」と言い放った弟の入試も添えて…

予防線

 遅ればせながら、中学受験のレールに再び戻ろうとしている息子。時期も時期だし、県立中というわけわからん受験システムのところを受けるし、ということで、こちらも最悪のことを大いに想定している。だって、塾講師が「受けてみんとわからん」っていうところ、素人がどうあがいたって判断できるもんではないだろ。

 まさに五里霧中っていう感じだが、受けたとしたら合格、不合格という結果は出る。もちろん、遊び時間を削って、勉強してきた結果が、「落ちた」ということになれば、子供心にもショックでもあろう。今の息子を見ていると、落ちたその時に、「そのプロセスが今後の人生の糧になる」とか、おおげさなこといっても分かるかどうかは微妙。だから、いかに、県立中への道が厳しいか、落ちても仕方ない面もあるってことを強調し、来年の今頃の予防線を張っている。

 先日も、塾のパンフレットを見ながら、「ほんまに行く気? やめるんやったら今やで」とか話を向けてみたが、本人いわく「やる」という。返事は頼もしいが、過去にもいろいろあるからなあ、お調子者だし、話半分にしか聞いてない私。そこで、「でも、頑張ったところで、私立と違って受かるかどうか、受けてみないとわからんらしいで」といってみた。

 息子「つまりは、運やな」

 もちろん、私は、県立中が偏差値だけで判断できないってことを申し上げているのだが、分かってるのかな? もしもし、たまたま得意なところが出たら受かるとか思ってませんか? 勉強は必死にやってもらわなあかんですよ。

 予防線張る前に、しなければならないことがあるように思えてきた。